岡田斗司夫がひろゆきが大絶賛しているとか言っていた本だが、正直言って自分には合わなかった。コンテナという金属製の大きな箱が、物流だけでなく世界そのものをどう変えたか――そういうテーマの本なのだが、とにかく分厚い。そして分厚いだけならまだしも、内容が淡々としていて退屈で、読んでいられなかった。
みんな本当にこんな本を一字一句じっくり読んでいるのだろうか?
経営本はそこまで嫌いじゃないし、気になるテーマではあるのだが、これだけはどうしても興味を持って読み進められなかった。コンテナ輸送の意義や、グローバル化を支える存在としてのメリット・デメリット、その歴史を細かく知りたい人には嬉しい一冊なのかもしれない。
「地味だが、のめり込むほどに面白い」というのがこの本のコンセプトで、実際に“はじめに”にもそう書いてある。けれど、いやいや、そうは言ってもやっぱり地味なんだよな……という内容が延々と続く印象だった。
結局、自分はパラパラと浅くつまみ読みする程度で終わってしまった。
やっぱりYouTubeの書評は当てにならないな、と思った。
ちなみに章構成は、
最初の航海/埠頭/トラック野郎/システム/ニューヨーク対ニュージャージー/労働組合/規格/飛躍/ベトナム/港湾/不沈/巨大化/荷主/ジャストインタイム/付加価値
の全15章。


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