自分のことだけを考える、という本を読んだ感想

『自分のことだけを考える』という本を読んだ。ホリエモンの本だ。

初めてのメンタルトレーニング本らしいのだが、書いてあることはいつも一緒である。無視されるより炎上される者になれという帯も雑な言い方ではあるが、こんなの一般人に役立たないじゃん!て感じの批判をよく受けるんだろうけど、ホリエモンは「そんなの関係ない」とも言っている。繰り返しになるが、いつもの感じ。ホリエモンの本を読んでいる人は、またかという感じしかしない。

そういえばZOZOTOWNの社長も同じようなことをTwitterでよく言っていてる。最近、良く注目を浴びているが彼女が剛力…(以下、略)

スマートニュースの総合一覧は、前澤社長ネタだらけなのだが、あれはどうしてこんなに偏るのだろうか?

まあ、どうでもいいけど、宇宙のチリになりに行くんだったか、とても楽しみにしています。

…さて、私も思うのだが、社長っていうのは総じて自分勝手だ…そこらへんの真面目なサラリーマンと比べると、自分勝手という意味だ。基本的にルールを課す人がいないから当然の心境だと思う。威張りたい人は社長になるしかない。表向きに謙虚な社長はいるが、裏側が謙虚な社長というのに会ったことがない。裏目に謙虚なのはただのサラリーマン社長が多い。なにか尖ったものがないと社長にならないんではなく社長にならないんだと思う。

きちんと合法的な手段で一定の利益さえ挙げていれば、誰も文句をその社長に言わない。Twitterでもホリエモンや前澤友作レベルにならないとそうそう言われるものではない。ただそれだけの道理なのだが、社長になれない人は彼らに嫉妬する。それだけの構図だ。

その「自分勝手でいいんだよ」という一定の見解には一定の需要があるらしい。

それはこの世の中で個人を喪失している人が多く、その状態を脱したいと考えている人がおおいということを意味するのではないだろうか。

もちろん、ホリエモンは好き勝手やればそれでよしという意味ではなく、社長として横や上の関係を築く大切さも語っている。

社長業をやるなら、すべての人と仲良くするのではなく、一定の人と仲良くしていれば、わりとやっていけるものだと思う。でも、そのへんの割り切りが重要なのだと思う。

私が最近気をついたことは「ありのままでいい」ということ。

「ありのまま」では生きていかれないと思っていたが、逆に今は「ありのまま」でないと厳しいと気がついた。このへんのロジックをしっかり踏まえているか否かはすごい重要。私は文句を言うのが性分で性格も悪いが、そういうのは隠しても無駄なので、パーッと言ってしまったほうが後腐れがなくていいと思っている。

結果として嫌われ者になるのだが、それでよい。

わりと思ったことを口走って失敗したと思っているところもあるが、人間関係を続けてくれる人は続けてくれる人はいるし、仮にそれであらゆる人間関係が消失するなんてことはまずありえない。

まあ、なんとかなるものだと思っている。

すごい能力がある人に気に入られて、加速度的に事業が成功するなんて夢想は、一度も描いたことがない。

きっと自分には無理だからだw。そう割り切ると、また違う路線の戦略が見えてくる。

別に悪人を目指しているわけではないが、表立った善人に見えるなんて無理だと気づく。そういうのも自分本位で行動しているから見えてくること。個人を売りにしている人で、個人を喪失していたら結果として誰もその人を信用しない。

そういった自分の表現方法に関する哲学を持っていないって今の時代ヤバくないですか?

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