海外なんて行ってみたいって思っているぐらいでちょうどいいんすよ、と言われた件

私は海外に行ったことがない。
いろいろなことを経験してみることが大切だと言っている割には海外への渡航経験がない。
だから、いつか行ってみたいと思っている。
だったら、行けばいいじゃんて、海外に行ったことがある人は簡単に言う。
だが、いつか行ってみたいと言っているだけでは、いつの日もいけない気がしている。
それならば、いっそのこと行ったほうが良い気がする。

そんな思いの丈をある人に語ったところ、
「海外なんて行ってみたいと思っているぐらいでちょうどいい」と言われた。

ずいぶん達観したもの言いだなあと思った。

海外に行ったことがないことを見下したり、行ってみるべきだとも言わない。

憧れているぐらいがちょうどいいという意見は新しかった。
そして、ああそれでいいんだなと、ちょっとホッとした。
実際、私もそんなに行く必要ないと思っていたのだ。
まあでも行けば行ったで、すごいものを見たものだと心に残ることは間違いないだろう。

ただし、今は無理して行かなくてもいいかなと思っている。

物事には、やるべき時っていうのがあって、必要であればやるし必要なきゃやらないものだ。

昔も今も自分にとって海外雄飛する機会がなかっただけなのだ。

そして、それはいつかくるかもしれない、一生こないかもしれない。それだけなのだ。

あの時、もし海外に行っていればなにか変わっていたかもしれないという、ifは、
もうこない時点で考えるだけ無駄である。

歴史にifはないという言葉は、自分のための格言なのだ。

来月に海外に行っていれば運命が変わっていたかもしれない変わらなかったかもしれない。

それだけのことに、振り回されるのも、嫌なことである。

だから、「いつか海外に行ってみたい」と思いつつけながら、今を生きることとする。

徒然草2.0
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