株価は将来の期待値ですので基本的に買いどきはありません…って思っています。
ただ多くの人が割高だと感じている時に全ツッパでその株式Xを買うのはどうかしていると思います。
現在の株価は経済が停滞しているのに世界的に高いので…現金にしておこうという方向性で動く人も少なくないでしょう。
現に債券などを購入している資産家が増えていると聞いています。
インフレ懸念はあっても株オンリーには投資はしたくないのでしょう。
…まあ今は、進んで投資をするタイミングではないし、
歴史的にNYダウが高いということから見ても退いておいたほうがいいでしょう。
少なくとも逆張りで買える勇気がある人には明らかに「買いどき」ではないと思います。
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というような見解は、結局のところ突き詰めてみても、主張している人の主観に過ぎません。未来予想ができる人間はいないという意味では、どれぐらいの確率でそうなるか誰にもわかりません。株価は上がったり下がったりしてちょうどいいところに落ち着く気がするので、そういうことがもっともらしく語られます。
どんなに株価が高い気がしても…
しかし、株式投資には投資をしない損失もあります。
まったく買わないでおくということが正しいかどうかも「分かりません」。
…よって将来のリスクを考慮をしつつ、下がった時のためにいくらかの資金を用意しながら薄く「投資をする」というのが、無難なのではないかと思います。
まったく投資から降りているというのは乗る気がないのと一緒。
その人のライフプランにもよりますが、生活に必要な資金1年分+株式に回せる金額+20%前後が妥当なのではないかと個人的に思っています。以前は、半分ぐらいの現金は必要であると私は思っていましたが、中央政府が経済危機の時は総じて思い切った財政出動をする傾向があるので、そこまで安全を考慮しなくてもいいかなという感じです。
個人投資家が慌てて資金を引き上げる可能性も大いにあるので+30%でもいいかもしれません。
とまあ、株価の波を埋め合わせてリスクを減らせる現金がある場合の話をしていますが、
そのへんのことを考えないでいいなら「別にいつ買ってもいい」ということになります。
ただ指数ではなく個別株の場合は株価下落中のテスラを買うとか最高値のトヨタを買うとか暗号資産を買うとか…そういうのはかなり慎重になったほうがいいと思います。最高に高いと言われているものを買うのは基本的に負けます。忘れた頃に上昇する可能性が高い誰も目をつけていないものを探すことに時間を使ったほうがいいように思います。
↑これは値崩れして実際そうなりましたが…でも、結局は「株価がどうなるかはわからない」のです。
だから、人が未来を予想できないという真実を極端に信用するとすれば、買い時や売り時はありません。
いつ株を買ってもいい…ということになる。
私の投資スタンスは、まずこの大前提が、はじめにあります。
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