日本株は割高だと言われていますが、それは過去より株価が割高だというだけ。バブル期のPBRが80倍の時と現在のPBRが22倍なのを同一視する意味はない。お金が多すぎるゆえのPBR増なので過去を比較すれば割高を示すことになる。感覚的には18～20の間ぐらいが妥当だと思うので、ちょっと割高程度です。今から指数に連動するような株は持ちたくありませんが、個別に成長する株を持つ分にはあまり問題になりません。普通に売り買いしていれば日経平均やTOPIXの価格とポートフォリオが連動していないのが普通でしょう。よって、あまり日経平均やTOPIXなどの指数は心配しなくていいと思っています。指数に対して全体の株価はおかしいですが、業績を眺めてみれば（結構な例外は散見されますが）上がる株が上がって下がる株が下がっているだけに過ぎないと思います。よって、今年はオリンピック中止決定や決算後やコロナ収束の状況によって少し下がる局面があるかもしれませんが、”想定する程度の下げ”があるだけだと見積もっています。せいぜい日経２万５０００円割れの下げぐらいで済むでしょう。それを暴落と表現するのはいかがなものか。日経２万を切るぐらいが暴落の定義では？
よって…私はわりと楽観的です。買いたい銘柄が買いたい水準まで落ちるということはないので＝割安感のある銘柄を持ち続ける、ないしは割安感のある銘柄を買う…でよいと思います。地味な銘柄がおすすめです。ただし、株は人気投票というか気分で左右する側面もあります。外国人が日本株を引き上げた時に、資金を突っ込んでいた個人も売り出しただ、雰囲気”阿鼻叫喚状態”になるのは必至。今無理して買う余裕があるなら現金にして、市場が冷めていくのをじーっと待って観察をしている方がいいのではないでしょうか。今から投資初心者が証券口座を作って投資を初めるのは「お前ちょっとマテ！」と言ってやるのが懸命です。だいたい損するから（苦笑）というわけで日本株式市場を静観中です。だって日本人の初心者の投資家の人ほど、ソニーとか任天堂とかナショナルな株をいきなり買い始めるじゃないですか。（任天堂はともかくソニーはそこまで今買ってもリスクないかもしれませんが）そこまでひどくないにしても、株の知識が無ければ誰かの意見に引きづられて株を買わざるをえないわけで、あまり良い結果にならないと思います。
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