『メディアの敗北』渡邉哲也、という本を読んでから、ニュースの読み方を変えないといけないと改めて思ったし、もう少しトランプVSヒラリーの妙な熱気について、とくにメディアの報道については調べておかないといけないと思った。
以下は、個人的に気になったことのメモ。
・CNNはリベラル系メディアの代表格である。トランプはCNNやNYTを痛烈に批判している。「NYCは経営不振のためのニュース」「CNNはフェイクニュース」「NYTは廃刊にすべき」「ワシントン・ポストは私の情報が間違っていることを訂正しない」と言っている。
・トランプの不法移民強制送還発言やメキシコに国境を作るという宣言について、米国のヒスパニック系の人はトランプを支持している。正規の手続きを済ませた合法移民は不法移民をよく思っていない(よく考えてみれば、あたりまえ)
・トランプ「SNSによる勝利だった」これは逆を言えば100位上あるメディアのうち50以上はヒラリーに好意的だったので、”既存メディアによる敗北だった”。
・twitterやfacebookにはフェイクニュースが蔓延しているが、既存メディアにも蔓延しているので既存メディアの批判はブーメランでしかない。
・メディアの主張は主語が曖昧。どの立場から書かれているかという観点で見ることが大切。
・日本新聞社協会と記者クラブの排他的な仕組みはGHQが実施したプレスコードという報道システムを継承したもので、報道機関の新規参入を阻害するものでしかない。
・サイマル放送のスタンダード化
WEBメディアをつくったりその界隈で仕事をしていて、一番気になったのが「記者クラブ」という団体の存在だった。WEBメディアは新聞事業をぶっ壊し新聞社もWEBメディアにならざるを得ないと、なんとなくは思っていたけど、「記者クラブ」みたいなのがあって、既存メディアが糞なわりに、なかなか大手メディアと肩を並べたメディア事業がWEBメディアは金があってもできないよなー、ということが疑問だったが、アメリカ仕様の排他的なシステムが壁になっていたと合点がいった。大手広告代理店が寡占状態だったのは結構どうでもいいし、新聞事業が潰れるのは必然なのでどうでもいい。一業種一広告代理店ではないのも大手企業がそれを了承しているならば、勝手にすればいい。少さい広告代理店はおこぼれをこれからも啜っていくしかない。
あとは知らなかったのが吉本興業の株主比率。大阪では有名とかいうどうでもいい芸人がテレビに出ているだけでうんざりしていたけど、どうにかあの手この手で流行らせようとするビジネスモデルなわけで、メディアが結託しているだけなんだ。なんか偉そうにしている芸人風情なんて、いなくなればいい。ユーチューブでこまこまと売り出している芸人のほうがいいよね、ってなると思う。今もネット事業に参入して資本力で無理やり売り込もうとしているけど、個人的にはうんざりしている。おもしろいけどお金払うきにはなれないっていうか。お笑い芸人も架橋ではないかと。てか、本当におもしろいならユーチューバーで行けばいいでしょう。安直に言い切ると、面白くないから群れるんじゃないかと。
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