映画。ターミネーター ニュー・フェイトを見た感想

徒然草2.0

ネタバレあり。

映画の発表でサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)が出ているということで話題になった作品がアマプラに入っていた。

その時は、これは絶対に見たい!と思ったのだが、その後に鳴かず飛ばずだったということで内容の質は知れているのは、世間の評価が冷たかったことから察っせられるのだが…それでも見ておきたいよね。…という衝動に支えられて見てみた。その存在を忘れていたくらいだから、どう繕ってもボロが出るが。

…結論から言うと、まあ、個人的にはターミネーター3よりは良かったのでは?という気がしている。

ターミネーター1とターミネーター2の余韻を引き継いで、楽しむことができた。

結論から言えば、リンダ・ハミルトンの登場は「カッコいい!」の一言に尽きるが、それ以外は微妙な設定が多い気がした。前半は楽しいが後半はダレてきた。

ジョン・コナーが1998年に亡くなったこと。スカイネットのT-800がジョンを殺した後に良心が目覚めたこと。未来はスカイネットではなくリージョンというAIに支配されていること。AIに支配されずとも人類は76%の可能性で凶暴化することがT-800のシミュレーションで分かっているという話から「いずれにしても人類の未来は最悪だ!」っていう前提のもとにifが散りばめられている。液体金属とT-800のような金属骨格のような敵対するターミネータと、未来の人類のリーダーであるダニーを守る強化人間のグレースとか、色んな要素があった。近未来のイメージをよりリアルにしたかったのだと思うのだが…嫌いじゃないけど、だから何?という感じにしかならなかった。

EMP兵器で破壊するという話が水力発電気とグレースの動力源で壊すという話にすり替わるし、アクション映画なんてそんなものかもしれないけど全体的に一貫性がなかった。前半は終盤なみに度派手なカーチェイスで素晴らしいが、後半は見入っているというより見せられている気分で「早く終わってくれないか」と思ってしまった。

ターミネーターはパラレルワールドなのでいかようにも物語を組み立てられそうだし、この映画がうまく行ったら未来にダニーがリーダーになる映画も作られたのかもしれないが、やはり興行的には芳しくないらしい。

ダニーの成長物語やグレースの未来へ紡ぐ想いを見る分には悪くないんだけどメッセージ性がいろいろと盛り込まれているが、悪く言えば「ターミネータあるある」なわけで、おじさん的には別にそこはいいかなっと…。そういう意味ではもうターミネータは1と2でほぼ完結してしまっているよな。

というわけで★★★☆☆。はじめてターミネーターを見る人には楽しめるのかもしれないが、だったら他の作品を見たほうがいいだろう(汗)

徒然草2.0
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