日記|麻婆豆腐に刀削麺とか柚子胡椒とか。

徒然草2.0

先日の話。芸術鑑賞というか小学校の展覧会をひととおり見終えたあと、町中華へ。外に出ると寒波で寒く、自然と「中華」の気分になった。

注文したのは麻婆豆腐定食。運ばれてきた皿を見た瞬間に、だいたい味の想像はついた。実際、食べてみても予想どおりだった。辛くない。かもなく、ふかもなしな感じ。

たぶんこれは以前に新宿あたりで四川風の麻婆豆腐をいくつか食べてしまったせいだと思う。麻辣王豆腐だとか、陳麻婆豆腐だとか。唐辛子も山椒も、正直言えば得意ではない。それでも、舌がビリビリして、汗がじわっとにじむ、あの感じを一度知ってしまうと、ふとした拍子に身体がそれを思い出してしまう。今日の麻婆豆腐を前にしても、脳のどこかで「もっと来い」と待ってしまっていた。かといって調味料起きにある唐辛子を自らぶち込む勇気というかマゾ気質はもうない。川香苑の麻婆豆腐は、今まで食べた中では一番辛かったと思う。中本の蒙古タンメンが問題なく食べられる人なら、中の上くらいの辛さ、といえば伝わるだろうか。

隣では、うちの人が「刀削麺」というものを食べていた。注文するとき、「ゆずめん」と言って店員に通じていなかった。そもそも漢字が読めず、私は麺にあまり興味がないので、何のことを指しているのかもよくわからなかった。店員もよくわかっていなかった。あとで知ったが、「トウショウメン」と読むらしい。

見た目はほうとうのようで、太くて平たい。食感は、うどんというより、すいとんや、ちくわぶに近い、ぼったりした感じ。文字どおり、小麦の生地を包丁で削いで鍋に落とすので、厚さが不均等になるのが仕様らしい。均一であることが正しいと思い込んでいる身には、なかなか謎の食べ物だ。ただ、麻辣スープと一緒なら、あの不揃いさがちょうどよく絡むのかもしれない。ぼろぼろした麺に、辛くて油のあるスープ。理屈としては、たしかに相性が良さそうだ。今度どこかで、ちゃんとした刀削麺にチャレンジしてみよう、という気にはなった。

そういえば、さらに先日のことだが、景信山の頂上で食べたなめこ汁が、やけに美味しかった。登山で疲れて、腹もぺこぺこだったから、その分割り増しで美味しく感じたのは間違いない。ただ、帰ってからふと思い返してみて、あの美味しさの正体は、なめこでも味噌でも、刻み葱でもなかったのではないか、と思い至った。

決定打は、柚子胡椒にちがいない。

柚子胡椒は、後味がさっぱりしていて、ほんのり辛い。主張しすぎず、それでいて全体をきゅっと締める。あれが入いるだけで味噌汁が一段階上の存在になる。さっそくSBのチューブを買ってきて、即席味噌汁に入れて飲んでいる。やはりこれだ。寒い日に、体の芯から温まる。

唐辛子好きな人は、味噌汁に七味唐辛子や、場合によってはタバスコまで入れ人もいるが…。ただ、あれだとどうしても唐辛子の主張が強すぎる。辛さが前に出て、味噌汁そのものが一歩引いてしまう。その点、柚子胡椒は違う。味噌汁と喧嘩せず、むしろ一緒になって完成形に近づく感じがある。

さらに最近は寒くなってきたし、しばらくはこの組み合わせでいこうと思っている。

徒然草2.0
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