漢字ナンクロは「こんな漢字あるの?」という驚きに出会えるので面白い。
有丈小丈(ありたけこたけ)…辞書になければ慣用句にもない言葉らしい。ありたけ=あるだけ・たくさんの量に対して、こたけ=少ない量を組み合わせた言葉というだけ。
コトバンクの国語辞書によれば、浄瑠璃の一説に登場したことがあるらしい↓
>「与作と云ばくち打のぬす人めに有たけこたけしあげて」(出典:浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節(1707頃)中)
口語訳にすると「与作という男といえば、博打を打っては、盗人みたいな相手に、ありったけの金をみんな巻き上げられてしまうやつだ。」
昔も小丈という言葉は使わないが、浄瑠璃や義太夫ではこのように音を重ねて表現することがあるので、初見でもだいたいどういう意味か分かるそうだ(AI解説)。
当たり前なのだが…簡単な漢字だからといって、誰もが知っている漢字ではない=難易度が簡単にはならない。
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