日記|令和マンションバブルは秒読み状態を見守る欠乏マインドセットマン。

徒然草2.0

AIよりもVRのほうがゲームチェンジャーになって、リモートワークが当たり前になる——そんな未来になればいいと思っている。
けれど現実はそうはならない。コロナショックのあと、物価は上がり、都心のマンション価格は天井知らず。そんな時代の中で、ふと思うことがある。

「欠乏マインドセット」という言葉があるらしい。
常に自分には何かが足りていないと思ってしまう心の癖。「お金が足りない」「時間がない」「スキルがない」「自信がない」……ないないばかりでキリがない。まるで自分のことだ。
——ああ、これって何だっけ? と思ったら、T.M.Revolutionの「LEVEL4」の歌詞だった。どう考えても陰キャの歌。毎月のクレジット請求、洋服、いつまでもキリがなく続いていく悩み。華原朋美の「Hate tell a lie」も、結局は同じことを歌っている。欲望に任せても、考えても、キリがない。どちらも平成不況の時代の歌なんだけど、今の時代に妙にしっくりくるのは、私が単なる懐古厨だからではないはずだ。

最近は「住むところ」と「仕事」のことをよく考える。
【東京vs地方】中古マンション1億8000万円時代」なんてYouTubeタイトルも見慣れてきた。藻谷浩介という人の話や、彼が取り上げる飯能の話が興味深い。
ひとつ確実に言えるのは、東京はますます住みづらくなり、貧富の差はさらに広がるということ。
自分はこれまでドル資産を持つようにしてきたが、サナエノミクスのもとで円安がさらに進むのではないかと思っている。円高になるなんて話には耳を貸さず、これからも円をドルに転換していくしかない。あるいはゴールドでもいいかもしれない、と思っていた矢先、岐阜暴威の買いで値下がりしていた。藻谷浩介が言うように、円安・円高を正しく理解している人は、実際6割にも満たないのかもしれない。

山梨には「コモアしおつ」というニュータウンがあるらしい。山梨と言っても中央線で高尾から西へ言ったところなので都市に出るとしたら東京一択。“山梨のマチュピチュ”とか“天空都市”なんて呼ばれている場所で、四方津駅(しおつえき)からは高度100メートル上の住宅地へ向かう長いエスカレーターとエレベーターが伸びている。
都心までは1時間10分前後。通勤も(一応)可能。知人がここに住んでいない限り、まず行くことはないだろうが、自分がその知人第一号になればいいのかもしれない——なんてことも考える。
ただ、リモートワークが縮小している今の風潮では、結局は“手狭だけど通勤できる地域”に家を構えるしかないのだろう。
都市機能そのものを政治の力で地方に移していくほうが、個人のQOLを根本的に変えられるのではないか。いっそ、天皇や政府機能を数年ごとに国内移動させるような仕組みにすれば面白い——そんな妄想もしてしまう。こういう発想、昔からあったけれど、なんていう考え方だったっけ?

ところで、元アクセンチュア出身という人たちの動画を最近よく見かける。「単価60万が年収800万弱で、日本の平均年収400万円の2倍」というフレーズが出てきたけど、正直ちょっと表現が苦しい。間違ってはいないけど、どこか間違っている。60×12で売上720万円。諸経費を差し引けば、実質年収はせいぜい500万円くらいの水準だろう。まあ、他の動画もたぶん冗談半分なのだろうけど、これを会社の勧誘素材として見ると、まともに機能しないんじゃないかと思う。いや、違うか。あれは“ネタがわからない人はお断り”というスタンスのふざけ動画なのかもしれない。

この人たちってモテることが生きがいみたいな価値観らしいけど、正直全然良くわからない。自分が10代や20代の時にももちろん垣根?を超えればそういう人種の人はいたけど、ああいうマインドって何かブラックジョークで言っているもんだと勝手に思っていた(苦笑)。「俺はモテるために日々を送っていて、実際にまーまー合コンとかでモテている」みたいなのを仲間内でも外でもあれこれ言うあの感じってなんなの。今、そういう人、元気でやっているのかな。

徒然草2.0
スポンサーリンク
シェアする
gomiryoをフォローする
ごみぶろぐ

コメント

タイトルとURLをコピーしました