・デルトラクエスト『沈黙の森』を読んでる⋯最近はアニメとかにもなっているそうだが、はじめにそっち見たらイメージに引きづられるので、まずは本で⋯小学生高学年向けのダークファンタジーだそうで、入門にはいいかなと思って読んでいる。入門する必要はないのだが。そのままRPGにできそうな軽やかでベタな王国話だが意外に「そうなるか!」と意外な部分もありおもしろい。
・私の子供の頃の愛読書って⋯世界名作シリーズをあえて挙げると、『フランダースの犬』、『ロビンクルーソー』、『巌窟王(モンテ・クリスト伯)』とか、名作シリーズなんですよね。他に宝島、ドン・キホーテとか色々とあったが、面白いと思わなかった。日本文学だと芥川龍之介本とか。ああ無情もあったが、最後まで読んだことがなかった⋯途中までは面白いのだが。基本的に不幸な主人公がなんとか這い上がろうとする話が好きなのかな。モンテ・クリスト伯がなぜ、子どもに読ませるべき名作なのか、よくわからない。血みどろの復讐劇なのですが。しかし、読んだ本によって人格が作られるわけではなく、もともとの感性がソレと感応するかどうかだよな。しかし振り返ると、フランダースの犬の主人公ネロは死んでしまうし、ロビンクルーソーは何十年も無駄に島で過ごすし、モンテ・クリスト伯は復讐の鬼になった。救われないのが人生だ。ああ無情のジャンは救われたが、今読むとジャベールにしか興味がわかなかった。
・『身分社会』(森永卓郎✕深田萌絵)⋯インフレしてる森永卓郎本の中でも群を抜いて面白いかも。私は「学歴は関係ない」とか「差別しない」と言える人をあまり信用しない。実際にも確率でも長く生きていればいくらでも壁や選別がある。特に低学歴と高学歴が混在している業界はそう。あえてそれを見ない生き方をしていて、本当にそんなものがないと思い込んでいる人もいて、それはそれでおめでたいというか結構ですし、このあたりの話題を回避したいだけなのか知らないですが。私と同じ仕事に就きたいなら、たしかに実力主義な部分は多いが、とはいえ窓口を狭めるために学歴フィルタは存在するし、個々の付き合いにおいても差別はある。その最底辺とかなり上の方を知る森永卓郎と深田萌絵の話はリアルそのものだ。良くここまでスパッと清々しいほど書いたものだ。学歴でこんだけ生涯年収違いまーすみたいな客観的なデータは逆にダメで主観的リアル話じゃないと。学歴だけあってもダメという問題や、大人になると見えにくくなる問題もあるが、この手の話わかってない人がいて事情話すのも面倒だから、もっと個人の体験をこれでもか!と集めたらコンテンツになるかもしれない。給与明細買い取りまーす!みたなやつの、あなたの学歴教えてください!版を作ったら受けるかもしれない。
・この前に日銀の植田総裁が長期金利を据え置いて上げなかったので、2027年までインフレが進むことが確定したらしい。デフレが続いてきた日本の経済にはいいのかもしれない。国民がさらに貧しくなり、政府の赤字が広がるという声もある。個人的には負債ばかりに目をやらなくてもいいのでは?と思っている。東京都内は空き物件が増えつつもマンションなどは賃料が上がり土地の値段が上がり続けることは確定している。イスラエルVSイランの戦争も収束。全世界不景気の懸念よりも投資家諸兄は安堵感を得ているのではないか。事故が起こらぬ楽観シナリオで言うが、2年以内に日経4万円も軽く越えるだろう。で、政府は業績も上がり所得が増えたと強調するのだろう、そして社会保険料が増えることで相殺されて庶民は物価高に苦しむまでが既定路線である。私はインフレもっと進んだほうがいいと思っていて、そのほうがデフレマインドが壊れる。借金しても借り換えでどうにかなるトルコリラみたいな感じに円もなったほうが、面白いのではないか。ただ、トルコリラはインフレ通貨をそろそろ卒業したいらしい「金利46%!リラが“裏切り通貨”を卒業!?トルコ政府・中央銀行の本気度がヤバい!」
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