日帰り散策。多摩川駅から丸子城跡、加瀬城跡、矢上城跡を巡って日吉駅へ。

2022/04/23 （曇）。最近、あまり外を出歩いていないため…突然このまま春山にでも登ったら身体へのインパクトが大きそう…ってことで、トレーニングというかリハビリをかねて街の中を散策した。筋力が落ちてそもそも足首あたりがとくにふにゃふにゃする。太ももに力が入らず膝を90度以上曲げての重い荷物を持ち上げるのが無理な時がある。30代でこれって…50歳になった時どうなっているんだ？想像もできない。

…わりと家の近くでGoogleMapの検索で「城」って入力したら城跡があるらしい。小机城の空堀というのがなかなか迫力があって面白そう…とはいえ跡しかないから、さほど歴史ロマンは掻き立てられないだろうが…とは言えまっさきにそこへ向かっても味わいがないので…周囲の城があった場所をそれとなく歩いてみた。

目黒線の多摩川駅を降りて丸子橋を渡る。特に湿気もない曇りの日だったが、武蔵小杉のタワマンがけぶって見える。なんで？

丸子城（丸子陣屋）・日枝神社
加瀬城・夢見が崎動物園
矢上城・慶應義塾大学日吉キャンパス洋弓場
さいごに

丸子城（丸子陣屋）・日枝神社

多摩川沿いを海の方へ。JR線を潜って住宅街の方へ行くと日枝神社というところがあるが、ここに室町時代あたりに丸子城というものがあったらしい。城跡を表す石碑のようなものはありません。倒れた神木などがあって…平安時代に建てられた神社らしい。わりとここいらでは歴史がある場所なのだとは思われるが、城というよりは多摩川をごしの見張り台みたいなものが神社に併設されていた感じじゃね？と勝手に思いました。扇谷上杉氏に滅ぼされた豊島氏が陣を構えていたとか。小机城のための先鋒（なんと言えばいいのかわからないが）みたいな感じなんだと思う。猿の神様が印象的です。赤いマスクをしているこざるがかわいい。ここから更に南下すると新丸子神社があって、そこにも折れた神木がありました。今は少し寂れた住宅街ですが昔の様子がどんなだったのかちょっと気になりるところです。もっと緑豊かな場所だったのかな。

加瀬城・夢見が崎動物園

新川崎駅から西の方へ行くと加瀬山という小山があります。また、夢見が崎動物園というお子様向けの小さな動物園がある。レッサーパンダが３匹ほどふて寝していました。あとはシマウマにラマがいた。あとペンギンやシカやクロザルなどの小型の猿。ミーアキャットにプレーリードッグぐらいしか見るものないです。あとオウムとか鳥類。地域住民の憩いの場って感じでわざわざ区外から訪れる人もあまりいないところでしょう。太田道灌公碑にボールをぶつけて遊んでいる子どもたち。その近くの丘は古墳になっているそうです。こちらは歴史情緒を感じに来ているというのに微妙な気持ちでした。そういえば、等々力警告付近にも古墳や城跡があるらしいですが…古墳があるところに城を立てるのか、それとも古墳イコール丘だから城に適しているのか。よくわかりませんがセットになることが多いような。加瀬山の加瀬城があったあたりは平和のための記念碑がありました。見晴らしがよさそうないいところ。山の斜面に咲いている黄色い花は山吹だそうで幸区の花だそうです。ちなみに幸区って「サイワイク」って読むらしいです。読めないよ。

ここも城跡というよりは、後北条氏が建てた神社と古墳が歴史的にはメインで城跡を表すものはないです。平和記念碑がもしかしたら何か意味があるのかも。地鎮的な。しらんけど。

矢上城・慶應義塾大学日吉キャンパス洋弓場

矢上城という城が慶應義塾大学日吉キャンパスの小山の上にあったらしい。その上には洋弓城とか野球場があるっぽい。あとこの小山にはJR東海道新幹線がぶっささってトンネルになっている。この日吉キャンパスの体育館やテニス城があるところは蝮谷と言われている谷になっているっぽい。むかしは蝮がいっぱいいたのだろうか？。確かに自然の要害って感じで、真っ平らなところよりかは砦を築くのによさそうな土地である気がします。矢上川という川も近くにあって、自然が多くよさそうな土地です。

ただ…近くの加瀬山近くに雨宿りで立ち寄った太田道灌に傘と蓑を貸せない娘が「山吹の花」を渡した。貧しいので傘と蓑を貸せないを意味する古歌にちなむらしい。そして、この川崎区幸区の区の花がやまぶきらしい。ま、ということはこの辺の人たちは貧しい人たちだったということになるのかなと思います。室町時代の関東なんて辺鄙なところというイメージしかないですし。

なぜかJR線の下にコークオンアプリのブルートゥース付きの自販機があったので、エメラルドマウンテンを買って飲みました。昼を食べずにずっと歩き続けてからの、アイスコーヒーが妙に美味かったです。