iシェアーズ・コア米国債7-10年ETFですがカブコム証券だと貸株賃料が0.1%つきます。
つまり、10000円を預けていれば10円もらえるのは極めて低金利ではありますが、楽天銀行でマネーブリッジ設定などを行って、やっと達成することができる定期預金の金利が0.1%という低金利です。
これを米国債という比較的値段が安定している資産で貰えると捉えると。
なかなか、美味しい気がします。米国債暴落のリスクや為替リスクを背負うことになりますが…(個人的には)その手の危機は心配してもしょうが無い気がします。
なおかつ債券の利息も平均して1.5%ほど貰えるとあれば…考えによってはお得感がある気がします。「iシェアーズ・コア 米国債7-10年 ETF 」の信託報酬は0.15%ほどですがそのうち半分以上は利息でまかなえる感じです。
100万円の米国債を貸しておけば0.1%でも年1000円くらいですから無いよりは貰えて嬉しい金額です。
他のフリーETFだと0.02%が基本ですが、米国債はどこかに貸し付ける金融市場におけるニーズがあるんですね。
…どうして、こんな風に賃料が米国債だけが付与されることになるのか私には分かりませんが、この賃料は個人投資家としてはうまく利用するとパフォーマンスを上げるのに役立てられていいのかもしれません。(ただし、注意点としてはカブコム証券が倒産すると貸株は証券保全の対象外となるというリスクがあるということを忘れないほうがいいでしょう)
…私がカブコム証券を使うのも証券会社は信用が第一で一応は三菱UFJグループを信じているから…です。あと米国債で元本を失うデメリット面で怖いのは価値の下落もそうですがドル建てなので為替の影響を受けることでしょう。
長期的に円安になると思っていますが、ひょうんなことで円高になると資産が目減りする恐れがあります。かつて円高の時は米国債を買う気がまったく起きませんでしたが…今はずいぶんと買いやすい資産になったと思います。
日本の長期金利はいぜん上がらず株価の上昇率も米国に劣る今、米国債は結構魅力的な安全資産に見えます。米国人の一部は米国政府とドルを信用していないようですが、曲がりなりにもドルは法定通貨では最強かなと思います。(法定通貨では最強という言い方は、自分で言っておきながら含みがありますが(苦笑))。
もっとも恐れるべきは結局のところ債券暴落より為替リスクという風に思いますが、逆にそれを避けるために米国ドル建て資産を持つという考え方もあるでしょう。
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