クイズを考えてみました。
直感的に1か2で答えてください。
1.銀行Xに預けられた3000万円の預金
2.日経平均に連動する資産額3000万円の投資信託
…さて、どっちの資産がより安全だと言えるしょうか?
金融業素人のわたしが考えた問題であり、解答に誤りがあるかもしれませんが、詳しく知りたい方は自分で調べてください。
…というわけで、解答です。
「2.日経平均に連動する資産額3000万円の投資信託」の方が安全です。
なぜ、そのように言えるのか?
「1.銀行Xに預けられた3000万円の預金」がダメだと言える理由から説明をしますが、銀行が仮に破綻した場合を考えてみてください!
銀行の預金は預金保険制度(よきんほけんせいど)により元本1000万円は保証されていますが、それ以上は口座に残っている残余財産に応じて分配されます。そもそも破綻している時点で、銀行の残余財産などたかが知れていますから、最悪2000万円くらいの損が出る可能性があると言えるでしょう。66%を失うわけで、かなりやばいですね。
一方で「2.日経平均に連動する資産額3000万円の投資信託」も株価が下がる資産価値の損失リスクがあるにはありますが、基本的に株価の価値は増大していくもの。
仮に証券会社が潰れても、顧客の投資信託は分別管理(ぶんべつかんり)されており、ある意味で銀行預金より安全な資産だと言えるでしょう。
まとめ
で、最後にまとめたいと思いますが、
日経平均が半分に下落するリスクと(例えば銀行Xがメガバンクなら)メガバンクが倒産リスクのどちらが高いか?と言うと、おそらく後者のほうがあり得ない話ではないでしょう。
南海トラフ巨大地震や台湾有事やその他の金融危機発生などにより大きな影響を受けるかもしれません。
…というわけであえてちゃぶ台がえししますが、この問題は外部環境の条件によって安全かどうかは変わるため「問題として成立していない」が正解だと個人的には思います。
「1か2で答えてね」と言われて、素直に1か2で答えた方は、騙されやすい人です。
人に騙されないように気をつけてください。逆に3000万円をタンス預金したいとか言っている人がいたとしたら、別の意味でマネーリテラシーが低くそうで心配です。
いずれにしても、人生は想定外のことが起きるものです。
それでは、よいマネーライフを。
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