戯言|Fallout4生活⋯コベナント崩壊

徒然草2.0

コベナントという言葉には「共通の」とか「約束の」という意味があるそうだ。Fallout4にこじんまりとした佇まいだが外壁が高くタレットがたくさんあり、警備がしっかりしている共同体コベナントに訪れる。

共同体の中で正直者のダンという人物がコベナント行方不明のキャラバンと失踪した娘さんアメリアを雇用主の依頼で探しているのでお手伝い「Human Error」というサイドクエストがなかなか興味深い。コベナントは入口で細かいテストが受けて入ることができる。コベナントの人々は親切だ。コベナント全体の秩序はどの街よりもしっかりしている。ただしある違和感が⋯コベナントの住人はみんなとても親切過ぎて気持ちが悪い。レモネードだってただで飲める、にも関わらず、というかだからというべきか、コベナントの住人は背後に隠しているものがあるらしく、どこかよそよそしい印象がコベナント全体にただよっている。

話を進めていくうちにインスティテュート(謎の科学集団)の人造人間に殺された人々が、コベナント入口のテストで人造人間と人間を区別する実験的な取り組みを行っていることをコベナント共同体のいち員であるDr.チェンバースから知らされる。第三世代の人造人間と人間を区別する方法がないが、コベナントの入口で行われている問答形式テストで70%の確率で人造人間と人間を見分けられるという。人造人間の可能性があるものは疑われた者にとっては不幸だが拷問や排除をしているらしい。彼らのせいでキャラバンのいち員である若い娘さんアメリアが囚われているということが発覚。行きずりの旅人ならば、インスティテュートや人造人間の脅威がわからないので、とりあえず娘さんを助けるのが任侠というものだが、コベナントの住人を裏切らなければならない。

「人造人間かもしれない若い娘アメリアを救いダンの信用を得る」のか「インスティテュートの人造人間を排除するコベナント市民をはじめとするDr.チェンバースの意を汲み取る」のか、いずれを選んでも人が死ぬ選択に迫られる。引き連れているコズワースは後者の選択が正しいと思っているらしいが、コベナント市民をすべて葬り去ることになることに何とも思わないのか?(思わないよなロボットだもんな⋯)

ゲームの主人公である私は、息子のショーンがどうやらインスティテュートに連れ去られたということが分かっている、Dr.チェンバースは私と共通の敵と戦っているどちらを選択するのか非常に悩ましい。しかし、若い娘さんが亡くなることを見過ごしていいのだろうか?最初はDr.チェンバースの意を汲み取りコベナントに加担することにしたが、なぜかバグって先に進まなくなったので、アメリアを開放しコベナントを完全破壊することにした。

結果的に打倒インスティテュートを誓う同志でもあるコベナント市民の気持ちを裏切ることになった。ひじょうに後味の悪い出来事に巻き込まれたサブクエストであった。

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