・「無言の帰宅って意味がわからない」って話題がXで出回ってるけど、前後の文脈に死の匂いがなければ、分からなくてもしょうがないと思う。たとえば「登山に行って現在3日目です。帰ってきません。…7日後に無言の帰宅になりました」って書いてあれば、98%の人は理解できるでしょう。
・「ガンダムは戦争をカッコよく描いてるからよくない」とか言うと、ガンオタから「見たことないだろ」って突っ込まれるのがオチ。でも、戦うこと自体を否定するような徹底した反戦主義者からすれば、その指摘も一応妥当かもしれない。富野由悠季も、宮崎駿や松本零士も、「戦争嫌いの戦争好き」だったと思う。生活の一部だった人にとって、それを完全否定することに意味はなく、水木しげるのように事実を描くしかないのだろう。そこにどう創作を加えるかは作者次第で、戦争を知らない世代が外野からあれこれ言ってもしかたない。結局、体験していないことを理解するなんて土台無理で、せいぜい疑似体験に近づくしかないのだ。
・とんねるずの石橋貴明が食道がんで激ヤセしたというニュース。今の姿をテレビで見せたいとは思わないのかな?表現者なら、見せること自体が自分と他人のためになると思うんだけど。今井雅之みたいに、痩せた姿が印象的に残っている人もいる。逆に古谷一行は、隠し撮り写真しか残っていない。それなら川島なお美みたいに、印象を大事にする人でも公の場に出たほうがいい気がする。がんで激ヤセした芸能人についてちょっと調べたくなる。もちろん本人からすれば「放っといてくれ!」なのかもしれないけど。
・小泉進次郎のステマ問題。基本的にインターネットって正しい情報を伝えるための媒介なのに、虚飾を演出する道具にしてる時点で開いた口が塞がらない。牧島かれん、元デジタル相なのに中心で動いてるのも呆れる。日本の未来は暗いなと思わせる、自民党の稚拙さが露呈した件。ある意味で自滅したのは、日本にとってプラスかもしれないけど。
・備蓄米って、最初は「意外といける!」と思うけど、食べ続けると美味しくなさが際立つ。日々の気分も上がらないし、数日ならともかく長期間だと精神にボディーブローのように効いてくる。農林水産省がこども食堂に備蓄米を提供するってニュースを見たけど、本来なら新米や普通のお米を提供すべきじゃないかと思う。新聞は「善意」と報道しているけど、普段備蓄米なんて食べなくていい立場の人が決めてるのではないか。これは別にこども食堂を批判しているわけではなくて、基本的にいい政策だと思うのだけど、首相がにこにこ子どもを抱きかかえてニュースにすることじゃないのではないか、という感じしかしない。子どもの誕生日に出席しているならまだわかるが、茂木敏充はこども食堂でケーキで誕生日を祝ってもらっていたけど、どこまでずれているの?玉木雄一郎は、こども食堂を批判している人は「スティグマ」を強いているだけって言っていたが、その通りで、べつにこども食堂の存在を誰も否定してない。よくXで見かけるのは「こども食堂のような場所がある」ことを政府批判にすり替えていることだけ。政治家がそのへんの区別をつけていないだけなのではないか。普段からこども食堂の様子を視察しているとかならまだ解るが、これ見よがしに写真撮りに行くのはどうなのか。
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