戯言|怒りと涙、恐怖と不安、あとイライラ⋯イライラは捨てられる

徒然草2.0

恐怖と不安の違いはなにか。恐怖は怖いものが具体的に分かっている状態に起こる感情で、不安は怖いものが具体的には分かっていない状態に起こる感情だそうで、そういう時に使い分けるらしいです。

現代は「不安の時代」で、具体的に何があるというわけではないのに、何かがあるかもしれないという不安はつきものです。(まれに、そういうものは一切感じない人もいるらしい。もっというと不安が何なのか分からないという)

私達は目に見えないものに怯えている。では怯えないようにできるか?というと、それが人間という生物に備わった機能である以上は、基本的に払拭できないそうだ。

その不安をしかたがないので、不安のままでいいと受け止めるしかないらしい。

個人的には不安は完全に消えてほしいというか、絶対に消えなければいけない!くらいに思っていましたし今もそう思っていますが、それが無理なものだと理解しないといけないらしい。

養老孟司がそんな話をしている動画を見た。養老孟司は解剖医だから、死体はただの人であると思っているが、そうではない人にとって死体は気持ちが悪いととらえる。ではなぜ死体が気持ち悪いかと言えば、死体をただの人とは思わずに特別なものだととらえているからだそうだ。

例えば、自宅近くにある建物で他人に○された死体が出てきたら怖いだろう。自分の身に降りかかる可能性もあるからかもしれない。でも遺体がどこか遠い山の中にある湖から出てきたら、そんなに怖いとは思わない。どこか自分とは縁遠い話だと思っている。さらにその湖の辺にある古墳から出土したもので、数千年前のものだったら死体は死体でもまるで何とも思わない。

自分とどれだけ近い存在か感じ取れないと、同じ人間の死体を想像してみても、これだけ心の感じ方が変わってくる。よく考えてみると奇妙である。

話は変わってイライラというものがある。不安とイライラというようにセットで使われることがある。不安とイライラの違いはなんだろう。たぶんイライラっていうのは他人によって引き起こされるストレスだ。

これは、できる限り減らしていったほうがいい。自分自身の心身の健康において、百害あって一利ない感情というか反応だと思う。

まとめ

不安⋯具体的ではない脅威。

恐怖⋯具体的な脅威。

イライラ⋯他人によって引き起こされる感情。

対処方法

不安⋯生物学的な本能なので無視しにくい(無視できないわけではない)それが感情として在る事自体は不思議ではないので、うまく同居する必要がある。また以前は感じなかったのに今不安を感じているとしたら、何か自分を変えようとして起こっているのでそれはよい兆しなのかもしれない。

恐怖⋯乗り越えなければならないものだったら調査するなり解決方法を探るなりして立ち向かうしかないが、避けて通ることも1つの方法。

イライラ⋯問題となっている他人から遠ざかれば良い。というより、それしかない。

徒然草2.0
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