19世紀初頭・イギリスのトマス・マルサスという経済学者が唱えた。
単純化して言えば「子どもを増やしすぎると飯が食えず貧しくなる」という話である。
人口は幾何級数的に2,4,8倍…と増えて行くが、食料生産は算術級数的に1,2,3,4としか増えていかない。よって人口が増えすぎると食糧不足になり人口はそれ異常増えぬ”罠”におちいる。
ただし、化学肥料、機械化、品種改良によりマルサスの予測は一部外れたが、現在でも農地が2倍から4倍に増えるわけではなく理屈の上では正しいのでよく引用される。
また、環境破壊や水不足や気候変動などで現代版マルサスの罠が起こり得るのかもしれない。
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