最近、食事量を減らすダイエットをしていて、とてもいい思考方法を思いついたので紹介する。
食べたいものを食べられないストレスを、どう捉えればいいのか?ということについて。
「食べないことで節約できている!」と考えればいいのではないか。つまり、食べないことによって「得をした」と思い込むわけだ。けちくさい発想かもしれないが、「食べずして利益を得る」と考えれば、食欲を抑える道理が立つ。物は考えようで、いくらでも様々な理由と結びつけることが可能である。
例えば…さらに、「お金が増えれば将来の経済的自由に近づく」と捉えれば、「自由のために食べない!」という前向きな動機づけになる。一見すると、「食べられないことは不自由なのに、食べないことで自由になる」という逆説的な構図が生まれる。だが、これは案外悪くない思考法だと思う。
別にFIREを目指していないよ、という人なら、「浮いた食費の一部を寄付する」でもいい。
例えば、50円節約できたら10%の5円を募金箱に入れておき、後日まとめて寄付する。実際に寄付しなくてもいいが、「誰かの役に立つ」と思い込むことができれば、それだけで動機は強くなる。自分のためより、他者のための理由のほうが、空腹を耐える力になる。家族がいる人は家族に回す食費が増える、と考えてもよい。
まとめればこうだ。
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食べないと節約になる。
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食べないことで自由になる。
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食べないことで他者に施せる。
…このように、空腹による不自由や悲観に囚われず、むしろ空腹から得られるメリットに着目すればいい。
そうすれば「食べなかった分、得をした」という感覚と結びつき、空腹そのものが快感に変わっていくかもしれない。
とある禅僧の随筆にも、「乞食は腹が満たされぬことを通して他者のありがたみを知る」といった趣旨が書かれていた。
食事を減らすダイエットは、単なる減量ではなく、精神修養の道にもつながるのかもしれない。
私のように”修行”という言葉がわりと好きなら、これも「修行のためだ」という理由付けをしてもいい。
ようは、物は考えようでどうにかなる。
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