戯言|カンディルとラーテル

徒然草2.0

上野でやっている危険生物展に行きたいな⋯と特設サイトを見ていて気になるやつらがいる。

「カンディルが俺のケツを噛ンディルな……あれ?噛まれてるのは分かるけど痛くねえ。ていうか、ラーテルが俺の腹から腸を引き出して喰ラーテルわ。」

くだらないダジャレがいいたかっただけ。それはさておき、少し真面目な話をすると⋯

カンディルは、アマゾン川などの熱帯地域に生息するナマズの仲間で、「ピラニア以上に危険」と語られることもある魚だ。アンモニアに反応して人体に侵入する、という話が有名で、ときに尿道や腸から入り込んで肉を食い破る。そんな恐ろしいイメージで知られている。

ところが実際は、腸や尿道から侵入するという話はかなり誇張されており、ほぼ誤解だそうだ。カンディルの本来の生態は、大型魚のエラに入り込んで吸血する寄生行動であり、人間を積極的に襲わない。それでも、体に入り込んだ場合には棘がやじりのように引っかかり、取り出すのが難しくなることがまれにあるため、現地で恐れられているのは事実ではあるそうだ。

一方、ラーテルはイタチ科に属する小型の肉食動物で、分厚く丈夫な皮膚と、異常なまでの攻撃性を持つことで知られている。自分よりはるかに大きな動物(たとえばライオンや水牛)にもひるまず立ち向かう、その勇猛さで有名だ。

とはいえ、ラーテルが彼らに常に勝てるわけではない。実際には、そのしつこさや扱いづらいため肉食動物から敬遠されることが多いに過ぎず、本気で捕食されれば命を落とすこともある。

結局のところ、カンディルもラーテルも“少し盛られすぎた存在”なのだと思われる。

カンディルは異様な生態ゆえに恐怖が誇張されるし、ラーテルは無鉄砲な強さゆえにクローズアップされているが、彼らなりの生き残り戦略に従って生きている。

徒然草2.0
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