これは、30代の前半に気がついた客観的な真理です。ある意味、これに気がつくために頑張ってきたのかもしれない。過去にも似たようなことを書いた気がするけど、もう1度。
「40歳過ぎたら新しいことを初めてはいけません。絶対にうまくいきません」
…うまくやろうとするからダメでダメでもともとやってみるなら、ボケ防止にはいいかもしれませんが、これで食えるレベルまで行こうなんて思わないほうがいい気がします。
生涯学習をすべきだ、ということを言っている私が言うと詐欺まがい的な気がしないでもありませんが、あまりうまくいった例を見たことがありません。
いや「40代でも上手くいっている例はある!」って言う人がいますが、それは極めて例外であるか、これまで積み上げてきた事が開花した例であって、いきなり種から花は咲きません。
いままで積み上げてきたことを積み上げ続けるべきですし、いままで積み上げてきたところへプラスアルファする意味合いで新しい事を取り入れることは推奨しますが、あくまで本線を伸ばすための新規性であって、けして支線を育てて三本柱に育成しようなどとは考えないことです。あなたはそんな器用なことはできないし、仮にできたなら今現在に満足しているはず。
満足していないなら前に進むよりもまず先に何かがオカシイことを疑ったほうがいいのでは??
例えば、あなたが経営者でリソースをかけて十分に事業を育てて会社を大きくするなら有効な分散投資かもしれませんが、一個人のスキルに限定して言えば功を奏することはありません。限られたリソースは一点に集中させるべきです。
そんな話をすると「新しい事にすべての力を集中させたいんです」とか言う人がいますが、それはダメ。
力を抜いて生きろという気もありませんが、40代は力の抜き方を覚える時だと思います。この辺のニュアンスってうまく伝わらない。。。
自分がまだ老人に警鐘するには若すぎるのかもしれません。60歳ぐらいになったら言葉に重みが出てくるのかもしれませんが、自分が40代で60代以上になんか言われても無視するかもしれませんが(汗)
人生100年時代だそうです。私達は100年生きるかもしれない。だから、40歳なんてまだ半分にすら到達してない!と思うのは勝手ですが、日本には9万5千人の100歳のお年寄りがいますが88%が女性だそうです。選ばれし者しか100歳まで生きません。自分がそんな例外になる可能性は妄想です。一寸先は闇ぐらいに思っているぐらいがちょうどいいのでは。
最後に1つだけ例外を言うと、本当に好きならやるべきだと思います。昔にやっていたけど、現役時代は忙しくてできなかったこと。歳をとって時間がでてきたからふと思い出して楽しむために取り組む。
…これはとてもいいストレス解消になります。
昔からやりたかったことは趣味になりやすい。
趣味と商売とチャレンジ精神とストレス解消がすべて合致するような手習いがあれば、最高だと思います。
そのためには、何歳になっても新しいことにチャレンジしていくことが大切なのではなのかもしれません。
(重要なのは行為ではなく心構えの部分であり、心身や財布にダメージを負わないレベルで取り組むべき)
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