写真は後で貼るとして、南北線に乗って駒込駅へ行ってきた。
「駒込駅→六義園→旧古河庭園→北区立西ケ原みんなの公園(昼食)→染井霊園→とげぬき地蔵尊→巣鴨駅」の半日コース。
駒込は、コマゴメピペットの駒込ということと、山手線の上の方にある駅ということ。それぐらいしか、駒込について知っていることはない。
なおコマゴメピペットは駒込病院の院長先生が考えたことから、コマゴメピペットという名称になったらしい…ということは駒込について知らぬ時に調べて知った雑学に過ぎないわけで、山手線にある降りたことのない駅だった。降りたことや通過したことはあるかもしれないが、自分の認識の外にある駅だった。そうした状態を改めるには、その土地に行って身を置かねば、その土地が分かったことにはならない。もちろん1回行って分かるものなんてたかが知れているが、一見は百聞は一見にしかずだ。
何度か山手線で通り過ぎたことしかなかったが、六義園に行くため、この度はじめて駒込駅を下車した。本郷から続いているであろう、南から北へ伸びている道路が広くて気持ちいい。街も整然としている人は少ない。あえて悪いところを上げると街が空いているがゆえ、住宅街は自転車がビュンビュン走っていて危ない気がした。不動産屋の広告を見ると(自分の住んでいるところよりは)わりと家賃が安い。山手線沿線で住もうとすると、値段的に駒込あたりか鶯谷あたりに個人的にはなるのだが、感覚的に駒込のほうがいいかな?と思った。駅前は飲み屋が多いというか、逆に飲み屋ぐらいしかない。韓国系の焼肉屋が多い気がする。ゴミがカラスに荒らされたのか、わりと大きい動物の大腿骨が歩道に転がっていて不気味だった。豚にしては大きすぎるような。…そういう街なのかな。
赤レンガの壁を伝って六義園の正門を目指す。途中に東洋文庫ミュージアムがある。キリスト教交流史のイベントが行われていて興味があるが1000円近い入館料をとられるため、ためらうのと10時に開館するが、9時30分だったこともあり待ちぼうけするのも嫌なので今回は諦めて六義園に向かった。ただ、九段下にある国立古文書館で、国会に関する諸々の資料を眼にしたが、あれがけっこう歴史に興味を持つ精神を掻き立てられるので、やはり今回のイベントも興味深かった。
六義園に入った。思ったよりも中は広かった。浜離宮とかはもっとこじんまりとした作りになっているのだが、こちらは平坦だが距離があるので老人にはちょうどいい運動場だ。つばきが見頃だった。池の周りは「海の景」でその外側の道が「山の景」と違う風景が楽しめるように設計されているそうだ。はじめの一周は海の景を楽しみ次にもう1週して山の景を楽しんだ。ただ人が多く道も狭いので平日の誰もいない時のほうがいいだろう。
園の入口に江戸の地図が書かれていた。1693年の江戸の地図。目黒不動尊がデカデカと書かれているのが印象的だった。江戸の人からすると目黒不動尊って以外に大きい存在なんだろうと推測するが以外だった。逆に庭園は武家屋敷などが改装されたものなので寺よりも歴史が浅いことが多く地図には池ぐらいしか描かれていなかったりする。
六義園の正門から抜けて駒込駅に戻り旧古河庭園へ。
途中に、勝負の神様が祀られているという妙義神社に立ち寄った。神社というよりマンションに完全に組み込まれた人口的な感じだ。。
旧古河庭園は縁結びチケットを買ったので50円やすかった。この時は150円が100円に値下がりしたが、旧古河庭園の入場料は来年から300円とかになるらしい。建物に入るには、もっとお金がかかる。六義園より2周りほど小さい庭だが起伏に飛んで中年の運動場にはちょうどいい。バラの鑑賞がメインになり、見るところはそこまでおおくない。いろいろな形の灯籠が興味深い。栗林っぽい甘いが鼻につく匂いがして、あまりいい気分じゃないのと六義園以上に混んでたのでさっさと退散した。北区民自慢の観光施設らしいが、ここはもう十分に堪能した気分です。ちなみに、六義園でチケットを買う時に「キュウコガテイ」の縁結びチケットをくださいと言ったが「キュウフルカワテイ」と読むのが正しいらしい。訂正してくれなかった。旧古河庭園への行き先までの地図をくれたのは、よくわかっていないやつだと思われたからだろうか。
旧古河庭園を後にして、途中に西ヶ原貝塚というのを通り過ぎて、北区立西ケ原みんなの公園へ。小さいこどもにはうれしい、わりとだだっぴろい地域住民の憩いの場。昼ご飯に握り飯を食べて水を補給。その後、染井霊園へ。
岡倉天心とか二葉亭四迷とか他にもいろんな有名な人のの墓があるそうだが、あまり墓には興味がないので素通り。茨城県の六角堂にも岡倉天心の墓所があったような。こっちが本物なのか?
巣鴨のとげぬき地蔵尊・高岩寺へ。商店街に面しており、荒い観音に並ぶ人が多い。自分も四十肩で左腕が動かせない。ご利益を承りたいと思ったが、それで並ぶほど信心深くない。。
巣鴨商店街を通って巣鴨駅へ。みずの元祖塩大福をお土産に購入。3重に列をなしていた。なお2軒とりの3代目茂蔵は人がまばら。この客の違いはなあに?どうせならば、と列に並んで元祖を謳っている方の饅頭を買ったが、そこまで和菓子にこだわりないかな。こんど、いろんな和菓子屋で饅頭を買って食べ比べてみよう。駅の方にある伊勢屋と東京すがも園ってところがおすすめらしい。他にもいたるところに大福などの和菓子が売っている。せんべいも美味しそう。
巣鴨駅から三田線にのって自宅のほうへ。巣鴨も何も無いところだと思っていたが、観光地っぽい雰囲気があって賑やかだった。1日も時間を潰せ無さそうだが半日ちょっとした観光地気分を味わうには十分なところかもしれない。というわけで1ヶ月後に豆大福を食べるさんぽ計画を練ろうと思う。
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