イゼルローン回廊のイゼルローン要塞を帝国から自由惑星同盟のヤン・ウェンリーが奪取してパワーバランスが崩壊。ヤン・ウェンリーは退官しようとしたが、英雄として祭り上げられた以上そう簡単に周囲が彼を指揮官から降ろす理由もなく戦役を続投することに。
イゼルローンの戦線を離脱して生き残った補佐官のオーベルシュタインは、ラインハルトに取り入ることで参謀役に収まることになった。キルヒアイスがラインハルトの右腕で光だとすれば、オーベルシュタインは左腕で闇みたいなものか。あえて違う属性の部下がラインハルトの下につくことで、役者が揃ったなーという感じであるが。
あと36代の帝国皇帝は執政よりも薔薇の手入れを優先するボケ老人と思いきや、ラインハルトの野望すらもまた初めから見抜いていており、側近リヒテンラーデ侯が指摘するまでもなかった。薔薇のように儚く散り時代が代わりゆくこともまた受け入れるというスタンスで…とにかく壮大な話だなーと毎回感心させられる。
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