2024年4月7日。陽気な桜日和。ひとり散歩。
洗足池へ行ってみたら人が多くて嫌になったので、多摩川・丸子橋の方へ歩いてみる。
自由が丘の浄真寺というところは奥沢城だったところで、吉良頼康という武将の統治していたらしい。
土塁が残っていて城の面影があると知って行ってみることにした。
自由が丘まで徒歩での最短ルールがよくわからずとりあえず国道からそれてみる。
呑川という多摩川の支流を登り奥沢駅へ向かう。わりと水は綺麗でおだやか。河川の桜がきれい。奥沢駅には石垣っぽい憩いの場があった。
自由が丘に向かう途中に奥沢神社というものがある。これが意外におもしろかった。大藁で作られた大蛇を祀っていて、第一鳥居に取り付けられており訪問した人間に睨みを利かせている。夜に行って目があったらちょっとしたホラー。
自由が丘の付近は水害が多かったらしいが、この大蛇は水の反乱をイメージしたものなのだろうか。コミカルな大蛇の顔がついた大絵馬が3500円だがちょっと高すぎないか。奥にある弁天の洞に湧き水があり、おたまじゃくしが群れて蠢動(うごめ)いていた。
自由が丘の小綺麗なショーケースのような店舗を眺めながら熊野神社へ。駅チカの神社ということで参拝客がそれなりに居て賑わっていた。それから基本物の浄真寺へ。思ったより自由が丘駅から近く10分かからなかった。それなりに風流なのでぶらりと散歩するのにちょうどいい。
閻魔堂の裏に奥沢城跡と小さな石碑があり土塁が築かれている。上は桜の花に下は紫色の小さな花々が咲いて、人が入れなくなっているので土塁の保存状態もよかった。嗚呼ここに城があったのだと思わせるには十分だった。寺内はそれなりに広く幾ばくかの時間とどまってのんびりするのにもいい。
墓所には大きな野良猫が寝転んでいた。悠々自適に人の目を気にせず寺の中を徘徊している。猫が幸せな寺はいい寺だ。
自由が丘の駅前には警視庁がパトカーや白バイを展示していた。パトカーを奪うチャンス!
亀屋万年堂はお高いので、駅前でクリスピー・クリーム・ドーナツを買って帰った。いつもロゴを見ても頭文字がhに見える。kに見えない。
ちなみに、家の人の反応は不評だった。
ドーナツなのにイーストをいれて焼いているらしく、パンのように膨らんでいる。あまりドーナツ感がない。
食べてみて、これじゃなきゃ駄目という感じはなかった。
有楽町の店舗はすごい惹かれるものがあるんだが…
こんど10個セットを買って、ひとり全部食べてドーナツ酔いしてもいいかも。
カロリーはやばそう。
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