最近、なるべくメディテーション(瞑想)するようにしています。
マントラ瞑想≒サマタ瞑想をしています。この心のなかで唱える(別に周囲が気にしなければ口に出してもいいですが)マントラの掛け声はなんでもいいのですが、個人的には「般若心経」「南無妙法蓮華経」「臨兵闘者皆陣烈在前」などがいいと思っています。ただサマタ瞑想は言葉の意味に囚われすぎると、逆にデメリットが生じる可能性もあるので注意が必要だと言われています。したがって万人向けの瞑想ではないという言い方をする人もいます。それはそれで一理あると思います。
魔除けの言葉を口ずさんで心の中に生じる魔を祓うということは「魔」を強く認識することになる=魔を呼び寄せるということになるため。成功哲学を学ぶと成功を意識するあまり失敗を意識しすぎて物事がうまくいかなることもありますが、それと同じような心の現象が起こるということ。言葉は合わせ鏡というか対義語があり逆もまた意識に昇ります。嫌いは好きの裏返しなので、嫌いなものが好きになることもあれば、逆に好きすぎが嫌いになることもあるということです。
そういう意味ではメディテーション(瞑想)に期待しすぎない心構えが必要なのだと思います。
…あともう少し言及しておくと「言霊」というものは、本人にどう影響を与えるか?という観点が重要で、本当は「マントラは何でもいい」というのは信心深くない初心者向けの言い方で、本当は自分にとって意味のある言葉を用いるべきなんだと思います。
受容しやすい最適な言葉の場合にマントラの効果は最大化するし…逆の言葉は逆に副作用が最大化するということになる、ということが言えると思います。
マインドフルネス瞑想≒ヴィパッサナー瞑想は呼吸に意識を向けるもので、心を落ち着かせる効果があります。ただこちらも極まってくると人格がいい意味でも悪い意味でも変わるところがある(物事に対して無反応で中性的な顔つきになる(例:仏像の顔))なので、なんにせよ一長一短があるものだと思っています。
コメント