戯言。漫画『ポーの一族』(萩尾望都 著)を読んだ感想…吸血鬼のボーイズラブ

徒然草2.0

ネタバレあり。

何の話かよく分からず図書館で借りてきて読んだ漫画『ポーの一族』。

萩尾望都の『トーマの心臓』がなかなか良かったので、そのノリで読んだが…途中で辛くなってきて読むのを諦めた。小学館のプレミアムエディション版。

萩尾望都のファンのブログによれば、再販売される度に掲載される話の順番が少し変わっているらしい。たしかに何か変な順番で編集されている気がする。

いきなりのクライマックス(兄エドガーの妹マリーベルが死ぬ)ところからはじまり、エドガーの友人アランとの出会いとポーの一族になるまでの話がプレミアムエディション版の上巻で、その後のエドガーとアランのボーイズラブ中心の話が下巻という構成だ。

この漫画の世界では、吸血鬼のことをバンパネラと呼ぶようだ。ポーというおじいちゃんバンパネラに血液をもらったエドガーが主人公の話で、血を分け与えるとバンパネラの仲間になり永遠の命を得られる。

ただし、人間の血を吸わないと死んでしまうので、血を吸うため自分たちの正体を突き止められぬように移住生活をしているという設定。ジョジョのDIO様みたい。

他にもどこかで見たことがあるような設定だ。

妹マリーベルと兄貴エドガーの兄妹愛の話かと思いきや…どっちかというと、アランがポーの一族に加わってからボーイズラブになった(汗)

――ほんとこの作家さんボーイズラブが好きだな。

1コマあたりの情報量が濃くてここまで漫画は濃度をあげられるのだなあと終始関心する。

掲載されている話は全体が繋がっているようで、わりと断片的というか短編集な感じだ。だから、ドラえもんやブラックジャックみたいなところがある。1話完結、みたいな。何処から読んでもまーまー読める。

今度は違う文庫で違う順番で読んでみようと思う。

A4版の漫画は文字が大きくて老眼の人にはうれしいけど、手軽に机において読むには不便なサイズです。自分の使っている机が大きければよかったのだけど…もう30Cm四方のスペースもない寝て1畳起きて半畳な生活みたいなものなので、今度は文庫サイズのを借りてこようと思ったのでした。

徒然草2.0
スポンサーリンク
シェアする
gomiryoをフォローする
ごみぶろぐ

コメント

タイトルとURLをコピーしました