戯言。浅葱狼(アサギロ)を読んでいる。清河八郎、近藤勇、芹沢鴨が覚醒。

徒然草2.0

ネタバレあり。

アサギロを浪士組結成のところまで読んだ。

近藤勇は幕府へ雇用される道が途絶え、半年家にひきこもり自分の生きる道を求めて書を読みふける。現実逃避ともいう。

芹沢鴨は酒に酔い物の弾みで同志を惨殺して、斬首の刑に処されることが決まるも恩赦し命を拾う。一度捨てた命ならば、と吹っ切れる。

清河八郎は人斬りに堕ちた斎藤一に怯えていたが、将軍が京都へ上洛し朝廷・天子(天皇)に対して攘夷の志士を集めるという名目で異国との戦いに向けて浪士を募る…己の天命を見つけたのか謎に肝が座った男になり浪士組の結成。最初に登場した時はいくらなんでも清河八郎のイメージと違って雑魚集が残念だったが「男子、三日会わざれば刮目して見よ」の故事成語の如し代わり映え。

…そういえば、斎藤一は大人びたイメージだが、沖田総司の2つ下で非常に若いメンツなのだ。近藤勇より10歳若く土方歳三より9歳若い。藤堂平助とは同い年でこの2人が新選組。どこで浪士組・新選組に参加したのか?ルーツはどこにあるのか?今一わかっていないらしい。

剣術の全盛期っていつなんだろう?たぶん18前後だろう。経験も重要だろうけど25過ぎると瞬発力が下がってくる。

アサギロで一番影が薄い気がするのが永倉新八。北辰一刀流の免許皆伝・山南敬助に剣術では勝てる腕前(史実では剣術の腕は謎。よく言えば文武両道の人物。文化人で聡明な人)。なお原田左之助は存在すらしない。そんなバカな?(…調べてみたところ、これからでてくるんだそうだ)

あとあまり知らなかったのが山岡鉄舟という男。名前は聞くが目立たない気がする。浪士組の結成に携わり、江戸の無血開城の話を裏でつけた男。勝海舟との会談のお膳立てをしたという意味では勝海舟よりずっと重要な仕事をした。188cmのイケメンで人柄もよい。清河八郎が暗殺された後に浪士組は解散し、その時は謹慎処分されたが、それ以外にあまり落ち度がない。バランスがとれた人なのかも。明治天皇の地侍などもしていた。

アサギロは実質的に沖田総司伝なのでクライマックスは近藤勇の死や土方歳三の死ではなく、沖田総司による山南敬助の介錯なような…山南敬助のキャラがいい人なだけにほんと惜しい。戊辰戦争は結果論だけど始まった時から幕府の負け戦で思いいれる場面も少ない。

…というわけで…まだ、知らないことがいっぱいある。

徒然草2.0
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