戯言。姫の遺伝子、王子の遺伝子。

徒然草2.0

なにかの動画で見たのだが、女の人が恋愛論を語っていて、「女の人は例外なくお姫様になる願望があります」と言っていた。

多かれ少なかれそれは確かにあるのかもしれない。だとすれば、

これはあまり言われないことだが、それを言えば男にだって王子になりたい願望はあるかもしれない。

日常に悩む日々から冒険に出て賢者に導かれ試練を越えていく…そして、仲間との協力や敵対者との戦いを経て、

最大の試練へと立ち向かい乗り越えると多くの報酬を得る…神話に見られる基本的な英雄物語のストーリー構造だそうだが、

それを受容して自分の姿と重ね合わせれば男はみな王子になりたいのではないだろうか?いずれにしてもそういうストーリーを

受容するためのなにか因子みたいなものが私達には備えられているからこそ、そういった神話を楽しむことができるのではないか。

多様化の時代には古臭いしかもしれないが、私たちには、女はお姫様になる遺伝子が、男には王子になる遺伝子が、あるのでは。

王子ではなく英雄だったり最恐の戦士かもしれないが、ある種のヒロイックな願望を持っている、それってさも当たり前に私たちは受け入れているけど、

なんでそんなものがあるのか実に奇妙では?なぜそういう遺伝的(と決めつけていいのかはさておき)な感性を持つ生物なのだろうか?

人間とは何かをと解き明かす秘密がこの部分にあるのでは?

※そういえば読んだことがないのだが…『神話の法則』『千の顔を持つ英雄』という書籍に、脚本家がバイブルとする神話の英雄譚の構造がまとめられているそうだ。

そういうものがあるというのは知っていて、スター・ウォーズのジョージ・ルーカスがそれを真似たというふうに説明されるが、原典は読んだことがないので学んでみたい。

徒然草2.0
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