戯言。女王の教室を見ている感想(3話目)ドラマで重要なのは脚本家か。

徒然草2.0

ネタバレあり。

家政婦のミタに続いて…女王の教室を見ている。別に意図したわけじゃないけど、家政婦のミタと雰囲気が似ているドラマだと思っていたのだけど、あーら…脚本家が同じで、遊川和彦という人であるらしい。GTOの脚本家でもあるのか。この人のドラマを見ていてけば個人的にも外れがないのかもしれない。

SNSで天海祐希が演じる阿久津真矢が日本社会の仕組みを滔々と語り「将来幸せになれる人達は6%しかいない」と語るのとかが話題になっていたので話題作として興味を持った。

女王の教室のエンディングで主役?の天海祐希が中央でダンスしているんだけど…これいらないんじゃないかな?

天海祐希が売りなドラマかもしれないけど、家政婦のミタもそうだけどドラマの主役は「子役」だと思うので、女王の教室のエンディングは「天海祐希の魅力を全面に押し出そう」という魂胆なのだと思うのだけど、そうではなくドラマの雰囲気作りのほうを優先して欲しいと思ってしまった。

…マーケティング的に子役を売りにドラマを作るのは無理かもしれないが。

生徒たちの協力を描いた話だと聞いていたが、漫画を描くの馬場ちゃんが主人公を裏切った。友達いっぱいつくってリア充を謳歌したい陽キャの主人公の少女と、陽キャの男の子(訳ありで明るくフルまっているだけなのは早々に真矢に見透かされて家庭環境をバラされる)だけじゃあ、ちょっと話が回らないよねと思っていたが、やっぱりこれから色々な学園ドラマがあるのねぇ。。。

2話目で一番違和感があるのは秀才の福田麻由子が演じる進藤ひかる。

1話目で先生に喰ってかかる「何でもルール通りにすればいいってもんじゃないと思う。 頭でっかちの官僚じゃあるまいし」もうこれでドラマの方向性が官僚みたいな阿久津真矢に対するアンチテーゼってことではっきりしちゃったけど、いくら秀才だからってこれ生徒に言わせるのは違和感があります。。。

…つづいて主人公をかばうシーン進藤さん「先生はわかっていたはずです。神田さんは、そんなことをする人じゃないって。先生はとっても厳しいけど、言ってることは結構当たっているから黙ってたけど、これはただのイジメじゃないですか。神田さんは、今日の為に一生懸命勉強した。先生だって知っているでしょう?その努力を無駄にするなんて、担任として間違っていると思います。」人間性も完璧。理由は定かではないが代表委員(雑用係)人の嫌なことも率先してやるすごい子。

全然関係ないけど進藤ひかるってヒカルの碁の主人公と被る(汗)

あとは、ダンスが下手でグズだが漫画が上手い馬場ちゃんが、主人公のことを親友とまで言い切ったのに裏切って、真矢の側に立ち「監視役」になる。主人公の神田に悪びれる様子もなし。…視聴者はみんな「馬場ちゃんはクズ」と思ったに違いない。

この調子だと見ているの辛いと思っていたが、先が気になる転換期…まさかの「仲間割れ!」まさかこの子が最初に裏切るとは思わなかった。

悪役になるってただたんに弱くてズルいだけではなくて、ある意味で悪になれるメンタルの強さも必要だよね。

馬場ちゃんは弱そうに見え、実はわりと強者なんじゃないか。

勉強やスポーツができる強いやつが最初に強く出しゃばることはあっても、弱いやつが強く出るってあまりないのでびっくりしちゃった。あとでいい人に戻るのかもしれないけど、グズ人間にクズ人間までをやらせるのは、なんだか酷だよなぁ。

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