うちのひとが土鍋でご飯を炊くことにチャレンジしていた。
土鍋でご飯を炊くと美味しく炊けると聞く。
私も試した事がある。
結果は…
底が激しく焦げてこびり付き、真っ黒になった。
洗っても水につけても容易にとれない。
もともと、あまり使っていない土鍋ではあるらしい。
私は土鍋で食べるおでんが好きなのだけど…
おでんをあたためるのは深い鉄の鍋でやるので、
土鍋はあくまで飾りにしか使っていないらしい。
まあ、あまり使っていないなら、捨てるのはしかたがないのかもしれない。
ということになり「さようなら」をすることにした。
そのついでにだろうか、
うちのひとが物置きから周りに小さな宝石が幾つかついている、
金色の細い線で花のようなものが描いてあるシャンパングラスを出してきた。
結婚記念日に買ったものらしい。
そういえば、それで何度かシャンパンやワインを飲んだ気がする。
しかし今回「使わない」ということで捨てるらしい。
え?結婚記念日の思い出を捨てるの?と少し驚いたが、
「趣味じゃない」んだそうです。
まあ、私が買ったものではないし、
捨てたことを言われなければ私も気が付かない。
私はワインをたまに飲むが普段使っているマグカップか、
それで気分が出ない時はプラスチックの透明のグラスで飲んでいる。
ワインはとりあえず透明であれば雰囲気は出るかな。
でも、ふつう結婚記念日の品というものを捨てるか???
などと考えもしたが要らないんじゃしょうがない。
記念日とやらをあまり大切にしていない気がするわたしがなんか言う権利はまったくない気がする。
焦げた土鍋にお洒落なシャンパングラスを2つ入れて、
「さようなら」をすることにした。
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