テキパキ動いているがトゲトゲしい感じがする。
人を職業で差別する気はないし偏見も含むが、医療従事者というだけで変な話ちょっと気をつけないといけないと思っている。
…いや、言い訳したが、ただの偏見であり私の問題である。
相手の問題では一切なく私の問題だと思っているので、あえてオープンに書いていると言い訳しておく。
…例えば、若い独身の自分が婚活パーティへ行って、かわいらしい女性に出会ったとしよう。
すべて容姿や年収が同じ条件で、何の仕事をしていますか?と聞いた時、その女性が「医療従事者です」というのと、そうでないというのでは、何だかだいぶ印象が異なる気がする。
きっと自分もこいつに「患者」として処理されるに違いないという、寒い感じがする。
その女性がかわいらしい瞳の奥に、無機質な管や鋭利な金属性の刃物や血のついたガーゼや包帯や尿瓶が見えてくる。
私は水商売の女性と恋に落ちないと思っている。でも、これは好きにならないという意味ではない。
「看護師が好きだ」という男性は結構いる。職業に恋するって変な話だが、その気持ちはわかる。
でも私の場合は好きになっても、どこか「怖い」と思っている。
水商売の女性の場合だと「客」として扱われる自分が想像できて、そのイメージが常に心の中に在るからだというのも1つ理由としてあると思う。ネットワークビジネスをしている女性と仲良くならないけど、彼女がネットワークビジネスをはじめたら自分もやらないといけないかどうか、それともネットワークビジネスを辞めさせるのかはその人の判断だけど判断がいる。投資系商品販売の営業に関わっている女性と仲良くならないけど、彼女が投資系商品販売の営業職についたらその怪しい商品を買わざるを得なくなるかもしれない。保険外交員をしている女性とは彼女にはならないけど、彼女が保険外交員をはじめたら生命保険にはいらないといけなくなる。
いや、医療従事者にはそういう金のこうばしさはしない。医療従事者の職業観は素晴らしいに違いないが、その先にあるその人との関係に見えない楔(くさび)というか釘(くぎ)があって、ブレーキがかかる。
医師でもレントゲンの技師でも医療事務だろうがみんな同じ医療従事者で彼らはテキパキと動いている。
女性の場合も男性の職業で「○○は認めない」という人がいる。これに対して差別や偏見だと怒って見ても意味がないと思う。差別と偏見はこのようなイメージによってできているので、壊したいなら意識的に本人が壊さないかぎり壊れない。
…で、何が言いたいのかというと、今朝うちのひとが医療従事者的にキレてて「俺終わったな」って感じました。看護師服の胸ポケットに刺さったボールペンを、私の体に突き刺されるところまで想像しました。
コメント
佐々木倫子先生の漫画『おたんこナース』は如何でしょうか。
少しおっちょこちょいな新米看護師が主人公の物語です。
現実では医療現場でのおっちょこちょいというのはある意味最も恐ろしい事かもしれませんが、
こちらの作品は読むたびにじわーっと心に染み入るようなお話が沢山あります。
もしかしたら医療従事者への恐怖がうすれるかもしれませんので宜しければ是非感想お聞かせ下さい。
佐々木先生は『動物のお医者さん』でも有名です。
動物のお医者さんもとっても面白いですよね。