キングダムの黒曜編をアニメで見ていて気になった。
羌瘣が劉冬の寝所に忍び込んで寝首をかこうとした時、劉冬は人形のようなものを手にしていた。
それを見た羌瘣が「偶像崇拝か、軍の将にしては珍しいな」と言った。
羌瘣は偶像こそ拝まないにせよ、神事に関わるいわば巫女さんなのにそんな言い方するのな。李信が言うなら(無神論者だと思われるので)まだしも、なんだか違和感が残る言い方だ。なぜなら、偶像崇拝と偶像崇拝が劣っている=偶像崇拝の禁止という価値観がないと、言葉として出てこない発言だから。もしかしたら神にすがる/拝む=心が弱いものみたいなニュアンスなのかもしれない。いずれにしても、この時の羌瘣は劉冬を舐めきっている。そのせいで劉冬を仕損じたばかりか罠にはまり深傷を負うことになった。
ところで、偶像崇拝の禁止は、いつどこで生まれた思想なのだろうか。
一神教の誕生によって生まれた考えだと思うが、ネットで軽く調べた限りにおいては、はっきりしなかった。
旧約聖書では、モーセが神から十戒を貰い受けた時に「偶像崇拝が禁止」されている。
(イスラエルの民が金の子牛を祀ってしまい罰を受けた)
少なくともこの頃にはあったらしいが。
であれば、そこまでおかしい話じゃないか。
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