不動産取引の両手仲介が諸悪の根源
中古マンションを買うために色々と調べているが、不動産屋さんは味方のような顔をしてくれるが、知識がないのか、知っていて黙っているのか、それとも、良い意味でお節介はしてくれないものなのか、自分に得にならないことは言わないのか、客が声を上げないせいなのか全然分からないのだが、私が重要だと思うことを伝えてくれていない(気がしている)。
後で「おや?」と思ったことを、自分で調べてやっと理解した気になる、というのを繰り返している。
別に、仲介業者の不動産屋さんを攻めているつもりはまったくない。彼らに親切心がないとは思っていない。利用する側が先に気がついて声を上げないと、スルーされるのが常。ただの、仕組みの問題。後は自分自身の気持ちがよく分かっていないということもある。
法的に不動産仲介会社は買主の質問には回答しなければならない義務があるという法律があるらしい。当たり前と言えばそうだが、買主を保護するためにも曖昧な回答をしてはいけないということで、どんな質問にも仲介業者が正しく回答してくれるという安心感はあるが、裏を返せば不都合な事実は法律で定められていない限りは伝えなくてもいい=聞かれなかったら答えないという事実の裏返しでもある。悪く言えば伝えてくれる情報はただ法律により伝えなければならないからに過ぎない。
また、仲介業者は売主との長期的な関係が大事だから、売主と買主を比較した場合にどちらを優先するかというと売主になる。買主がフェアな取引をしたいなら、売主との関係を持たない不動産アドバイザーを雇わないと難しい。
「買主の味方」という顔をする仲介業者は多いが仕組みがない以上、それは営業トークの一種。仲介業者でも純粋なアドバイザー業をしているつもりの人もいるようだが、その人も営業なわけで別の商品をオススメしてくることもある。誰でも意見は持っている。客は聞いた話が、客観的な事実なのか、他人の意見なのか、自分の考えと符合するのか、正確に見極めなければならず、聞いているだけで疲れてくる。
例えば、このゆめ部長とかいう人は、両手仲介の場合「レベルが高いプロの不動産屋さん以外は両手仲介禁止にしよう!」とか理由のわからないことを言っているが、仕組みの問題なのでそうじゃないのでそうはならない。
他人の親切心を信じる信じないかはこの際どうでもよく、仲介業者は結婚の仲人ではなく離婚訴訟の弁護士だと言う比喩はわかりやすいが、結論としては、両手仲介の相手にさらに間に立つ仲介者をいれないとフェアにならない。です。
まとめると、両手仲介は仕組みとしてありえない(これは国が法律を変更すべき)。お金がある人は自分の味方に立ってくれるアドバイザを雇うべきだし、お金がない人は知識武装するしかない。
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