劉備(りゅうび)は三国志の蜀を建国した人物。
三行で人物をまとめてみた
1.黄巾の乱に対して関羽や張飛と義勇軍を組織して戦って名をあげ公職に就く。
2.やがて陶謙(とうけん)に徐州を託され、呂布と対立し流浪することもあったが、曹操と手を組み呂布を討つ。
3.軍師の諸葛亮孔明を迎え蜀を乗っ取り、三国の1つを治めるようになるが病死した。
詳しいエピソード
さらに劉備を知るための情報をまとめてみました。
五虎大将軍
劉備が治めた蜀の将軍に称号を与えて「五虎大将軍(ごこだいしょうぐん)」といった。その人物は、関羽、張飛、馬超、黄忠、趙雲の5人。ただし三国志演義による創作であり、実際にそんな称号はなかったらしい。
夷陵の戦い
義兄弟の関羽が殺された恨みをはらすため、成都から劉備が呉の夷陵へ攻め入るが、陸遜に返り討ちにされた戦い。諸葛亮も「やめとけ」と止めたのにも関わらず、強行。張飛を失った。劉備が大失敗した戦。諸葛亮の策により、命は助かった。
…そういう意味では、諸葛亮の未来予想は冴えていた。
個人的には関羽を討ち取った(三國無双の)陸遜が好きです。
個人的に知らなかったこと
ついでに個人的にこれは知らなかったわ…ということをまとめてみました。
曹操よりも3年長生きした劉備
最終的に劉備が乗っ取った蜀は、曹操の魏によって滅ぼされてしまう…だが劉備は曹操よりも3年ほど長生きしている。
劉備は魏によって滅ぼされた蜀漢の皇帝ではあるが、曹操に直接的に負けていない(敗北した人物が英雄視されるのはおかしい話なので、当然の話であるかもしれない)。
その他(個人的なメモ)
私は三国志演義ベースの作品を見すぎているせいで、劉備玄徳は善い人で曹操は悪い人という印象がある。極めて個人的な印象ですが。漢朝の劉家の子孫という大ホラ吹き名人だと思っています。まあしかし無から有を作り出したという意味では才能がある人でしょう。お家が多少ともしっかりしていた曹操や孫権と比べると、スタートが幽州で黄巾の乱を鎮めるための義勇軍からのし上がったわけで、平民のホラ吹きからの成り上がりですから共感というか自己投影したくなるキャラクタ設定です。人を説得するのが上手い人だったのだろうと思います。日本の戦国時代で言えば、ひとたらし秀吉タイプ。妻や子どもは代替品と考えており(今の価値観からすると非難されるだけで当時としては問題ないのでしょうが)単純に善い人と捉えるのはちょっと違うと思っています。曹操と同じく生命力に富んだリーダーシップがあるカリスマ性のある人物かつちょっとぶっ飛んでいたところもあるのでしょう。蒼天航路に出てきた劉備は、ちょっと間抜けな感じでちょっと残念でしたが、曹操と対比させるために、あれは仕方がなかったのかなという気がしています。
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