戯言。タンパク質中毒について。

徒然草2.0

タンパク質中毒という言葉があるらしい。SNSのショート動画を見ていると筋肉質な人の食事について言及している動画があって、糖質や脂質を極限まで減らした食事メニューでご飯や小麦粉はもとより唐揚げ弁当なども否定していて「何を食えばいいの?」と見て思ったが、こういうの真に受けて実践するひとはある種のタンパク質中毒になってしまうのではないか。35%以上のタンパク質を含む食事をするとダメだという話が『人間は老いを克服できない』(池田清彦)に書いてあった。Wikipediaによればウサギ肉だけを食べていて「うさぎ飢餓」とよばれる状態になると書いてある。うさぎの肉の脂質は8%と少ないらしい。北欧の冒険家がいくにんもこのうさぎ飢餓で命を落としたらしい(参考:あなたはタンパク質の量を気にして食べていますか)。捕食動物もタンパク質だけ食べていると進んで脂質を摂取するらしい。そのほうが体に良いことを知っているのだ。調べてみると結構この話は奥が深い。脂質を蔑ろにするのはよくないという長寿のおじいさんがいたような?。肉食動物は赤身肉しか食べてないから太らないという人がいるが別に赤身肉だけ好んで食べているわけではなく草食動物の脂質も積極的に食べているのだろう。まあタンパク質だけ食べるのが一概にどれくらいのレベルでまずいのかあまり世間では問題になっていないようだが、そういえば一時期にブロッコリーとササミだけみたいな弁当が流行っていたと思うが極端にタンパク質オンリーの食事にするのは危険なのかもしれない。そこまでストイックにボディメイクする効果もよくわからない。中年オヤジのわたくしとしてはとりあえずこれ以上からだのブヨブヨな部分が増えなければ御の字なので、よけいなものとして脂質や炭水化物やその他の栄養素を蔑ろにしてもいいことはないけれど、どこが適量かよくわからない。Webで調べてもあまり情報がない。まあ普通はタンパク質中毒になる前に食事制限を辞めるのだろう。マッスル北村というボディビルダーも体脂肪率を減らすために過度な食事制限とトレーニングを行い亡くなったがこの辺の話とも関係があるのかもしれない。鶏肉とブロッコリーだけだというのも栄養が偏りそうだ。食事をプロテインに置き換えるということをやったことがあるが腹は減るわ体調が悪くなる気がするはで、結局は質の高い食事を3食とるのがベストという結論に至った。高タンパクが原因かはわからないが食事量を減らすとお通じが悪くなるのは万人に共通だと思うのだが。タンパク質の話とは直接は関係ないけれど、野菜は摂らないとダメだよな。庶民は意識しないとタンパク質比率が低く炭水化物比率が高くなりがちで肥満などの体調不良を引き起こすから、単純に炭水化物を減らすためにタンパク質を摂るのはいいことになると思うけど、タンパク質オンリーなのも考えものだということは知っておいたほうが良いと思う。

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