ゼロの世代の妄想的な本を読んで頭をグルグルさせながら書いています。
そもそも現代は物語が終焉したのだから、それを総括・統合して”時代意識”なるものを定義づけようとすることが、ナンセンスなのかもしれない…東浩紀が考えた(のか?)セカイ系の定義は、とても便利な定規だと思っていた。
あまり知らずして自分もそれを摂取し、セカイ系を軸にしてアニメを評価していた気がする。
この作品はセカイ系だのあの作品はセカイ系にこういう系譜を付け加えただのと、分類/分析してみることはできるものの、ただそれ以上でもそれ以下でもない。
…これは一種の創作のパターンであって、それ以上でもそれ以下でもないものだと今のところ思っています。ヒロインがイノセントな美少女かどうかというフィルタをはずせば、みんな主人公はどこか近視眼的な認識セカイで生きているわけだし。。
ちなみに表題に描いたのは「おじさんの愚痴」であって、最近の若い人の気持ちがまったくわからない!なのであり、それをわかりやすく俯瞰して説明をしてくれるおじさん(別におじさんでなくてもいい)がいればいいのだが…いない。
流行っているものに理由がないと落ち着かないんですよね汗。
アマプラにダイの大冒険がありリメイクされる「なぜ今更リメイク?『ダイの大冒険』が連載終了から24年経っても人気がある理由とは?」のは、オンゲーアニメ?異世界系アニメと同じジャンルにあたるからだろうか?とか。そういえば、ドラクエ3のアニメ(主人公:アベル)のやつなんて、経験値はジェムで出てきますから、今のMMO表現と同じでオンゲー時代アニメの先取りみたいな感じに見えるのかもしれない。作画は鳥山明だし、個人的にはこっちをリメイクしてほしい。見ないけど。
あと、今起こった現象をタイムラグ無く分かりやすく解説しろや!と思想的な回答をリアルタイムに要求すること自体がそもそもナンセンスであって、時代に一区切りつかないと総括ができないのかもしれないが、逆に時代が一区切りしたタイミングで総括されたところで、それは陳腐化された歴史でしかなくて時代は2転3転しているというのが現代のスピード感なんだと思います。
ぽい言葉を定義したところで、もう古くなっていくので興味がない。よほどインパクトがある言葉でないと残らない。リアルタイム批評/評論は誰もがtwitterでできるので、それ自体を大衆向けに送り出すプロの商売は、たんに”ライター”でしかなくなったんではないか。
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