「オーセンティック・コーチング」苫米地英人を読んだが、おそらくこの本はコーチングに興味がある中でもコーチとして悩んでいる人が読む本であり、色々な疑問に答えてくれる。それも殆ど意識化にあがって来ない深部や細部についての振り返り&気付きを与えてくれる内容になっている。知っているよ、というところも多くあれば、知らないよ、というところも多くある。知っていても、できていないところも明確になる。自然とオーセンティック(本物)のコーチングってこういうことなんだーというのが分かる。とはいえ説明臭くなくて自然な感じになっている。好意的に言えば苫米地英人っぽい胡散臭さがうまく消えている。という意味で、この本はいいな。と思った。
バランスホイールという考え方は知らなかった。いや、以前何処かで見たことはあるけど自分はいいやと思っていた。自分の場合はなんとなくバランスとっているのでいいのかもしれないが、バランスが取れていない人に自覚してもらうためには非常にべんりなツールだという気がする。7つの習慣みたいなやつとそれをどう形つくっていくか?という人格形成のフレームワーク的なもの?だと理解はしている。ファイナンスアドバイザー的なことやスピリチュアルカウンセラー的なことには興味があると言うか、人にそういったものを提供するのが大事であるというか、むしろ人間にとって重要なのはその手のものでそれ以外にないんじゃないか?と思っているが、いざ提供しようとするとそれらが断片的になってしまう。これを断片的である必要はなく総合的にしていったほうがいいと思っていたが、その総論としてバランスホイールを用いるといいのではないだろうか。まんべんなく自己を俯瞰することができる。大げさに言えば人生観を変えることができるツールで、若いウチから取り組むのが良いものだ。そういう意味では、青少年向けに必要なセッションの1つになるだろう。
個人的な話をすると、今の自分に足りていないと思うし何となく気づいていることがあって、それは「世界への貢献活動」と「地域への貢献活動」であり、もっと言うと「地域への貢献活動」についてはかなり消極的な立ち位置にいるということに気がつく。地域のことを考えて行動していることは、今思い返してみてほぼないと言っても良い。いまいち生きていて充足感を得られないのは、この地域への貢献活動が足りていないのかもしれない。なにかできることを探してみようと思うし、バランスホイールでバランスをとることの大切さをもう一度だけ考えてみたい。
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