価格を上げるか価格を下げるかで悩んだら価格を上げる

徒然草2.0

競合他社の製品と価格競争に巻き込まれている自社の商品やサービスの価格を下げないほうがいい。

特定の販売戦略をとる場合を除いて、価格を下げることは愚か者のすることだ。

そうではなく、商品に付加価値をつけて高く売ることが、商売の王道だ。

昔はやったフレーズに「エスキーモに氷を売れるか!?」なんていうのがあったけど、価値がないと思っているものを高くうることこそが商売人の王道というわけだ。そこまで言わないまでも、価格を下げて売るのは、ジリ貧になるだけだ。ジリ貧になって動きが取れなくなることほど、商売人にとって情けないものはない。結果として事業継続できずに顧客へ迷惑を被らせてしまう。

現在、私はあるサービスを作っているが、そのサービスの価格が業界内で1つあたりの価格がとても安い。実は業界最安値で売ろうとしているのだが、その販売価格で売っても、どう試算したって儲からないことはわかりきっている。

値段を下げているから当たり前な話なのだが…ここには後で利をとる戦略というとおおげさだが価格を下げる理由がある。販売価格をサゲた採算を別なところでとる策略がある。値段を下げて別なところで利を得ることが功を奏するかどうかはわからないが、商品の値段を下げていいことなんかまったくないので、ちょっとお腹が痛い。

値段を下げるということは、剣客が鍔迫り合いをしているところで自ら刃を修めて切られに行くようなもので、他に手がないなら歯を食いしばり全力でぶつかった方が救われるというもの。ほんとうは相手の刃をいなしてすきをつくるべきであるが。そうでないならがっぷりぶつかりあうほうが往々にして戦いの場には活路が見出されることが多い。

優先順位でいうと…

価格を上げて付加価値をつける>価格を下げずに現状維持を保つ>価格を下げる戦略で別の利をとる。

ただ私の経験においては、力がないものが折れた場合、だいたい蹴散らされることがおおい。できれば大きく勝負にいって、大敗するほうが学べる経験値も高い。次に生かせるように大死するくらいのほうが商売においては正しい。

徒然草2.0
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