「メディア・コントロール」なんて嘘だと言う人は、
自分でメディアを持てば「真実を書き続けること」が、
いかに難しいか分かるかもしれない。
…まあ、しかしながら真実というものが何なのかを問うのは、
書き手の哲学であり倫理である。
そういった能力が、優秀な書き手に備わっているかどうかは、まったくの別問題なのかもしれない。
名のしれた組織に書かれたものは、すべて真実を表すと思う人にとって、
また、自分が書いたものは常に自分にとっての真実が…さらにその延長線上に、紛うことなき客観的な事実があると信じ込むよう性向のある人が、ほとんどなのかもしれない。
これらは、人間の性質であるとすら思う。
嘘の理を積み上げ、文章を作り出すことは、とても困難なことだと思う。
嘘をつくために言葉を使う人もけして少ないない。
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