プログラミング学習で一番始めにつまづくのが環境構築だと思います。
私も環境構築に挫折しました
私がプログラミング初心者のときにつまづいたのがプログラミングをするための環境構築でした。ゲームを作りたかったのでWindowsにVisualStudioという統合開発環境をインストールして、さらにC++のランタイムやコンパイラを設定しました。それに加えてDirectXというものをいれればならず、Webサイトからインストールしましたが、書籍についていたサンプルプログラムがどうやっても動きませんでした。
環境変数にパスを通すということをしないと行けないらしく、Google先生に尋ねて絶対パスとか相対パスとかいう説明を読みました。ファイルパスやパスや環境変数が何を指すのかがよくかりませんでした。環境変数はOSの変数で、OSにはBIOSなるものやカーネルというものがあるという文章などを読みましたが、どんどん調べるべきことが拡散していって、わけがわからなくなってしまいました。これは全然わからない上手くいかない!と悲しい気持ちになったのを覚えています。
ファイルパスについても、¥などというお金のマークがでてきたり/というスラッシュが出てきたりして、高校生の私には、ちんぷんかんぷんでした。自分が得た知識が正しいかどうか聞ける友人がいたのでジュースとお菓子をおごって教えてもらったものの、これから何か問題がある度に根掘り葉掘り聞くのも申し訳というか無理なため、結局のところ専門学校へ行って基礎から学ぶことにしました。
専門学校に行ってソフトウェア開発の基礎的な学力がつけられたのはよかったのですが、結局のところ、環境変数にパスを通すということの意味がきちんと分かるのには1,2年を要した気がします。腑に落ちる感覚までにならないと、どんな技術も使いこなせません。
…まあしかし、ピンポイントで細かく教えてくれて、なぜ環境変数の設定をしなければいけないか、ソフトウェアエンジニアの心得と言うか向き合い方を教えてくれるメンター的存在がいたら、こんなに悩まなかったのに(当時はメンターなんて言葉ないよね?)
何パターンものコマンドをインストールして設定をしてコマンドを動かしてみて、はじめて「わかった」と思いました。いっしょにやってくれるパソコン名人が先輩としていたならば、私はもっと早い段階でコンピュータを使いこなしていたでしょう。
余談ですが、10代のうちから自分が進む道をきめて、そこに邁進している環境にいられればよかったのにとつくづく思います。
さて、書籍や専門学校(スクール)の限界を感じたのもこの時からです。プログラミング初心者向けの本には初めに何ページか割いて環境構築の説明があります…しかし、オープンソースのプログラミング環境は常日頃から更新されており、思ったとおりに動かないことなどよくあることです。
…そして、どうにか動いたところで、結局のところ何が正しくてなにがまずかったのか腑に落ちないことも多いでしょう。環境構築は様々な環境をインスト―ルすることを繰り返し、また、その本質的な理解をメンターにあたる友人や先輩と話し合って、うまく設定されているか確認できるようにし、一連の手順を学ぶことが大切です(加えて、基礎知識を日頃から固めておくこと)
…環境構築で嫌になる前に、ぜひ私へお声がけください。
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