ワークデザイン法とは「問題解決の方法」の1つ。
ワークデザイン法とは?
まず目標や理想を定めた後、現状と比較して「何をするべきか?」を明確にする発想法。革新的な情報システムを企業に導入する際などに使うとよい。
ワークデザイン法の歴史的な意義
(1960年まで)IE(インダストリアル・エンジニアリング)において、現在のシステムにある問題点を発見して改善していくのがあたりまえだったが、理想のシステムから足りない部分を補っていくことで望ましいシステムをつくることができるというワークデザイン法の発想が斬新だった、ということらしい。
IT業界では普通に使われている
ただ現実には(いや、そうは言いましても社長さん。御社の現状システムはデータ構造(データベース構造)がダメだから、どんなにあなたの理想システムから逆算してもそこには到達できません。1度、最初から作り直さないといけませんよ。ということが個人的には度々あった気がしますが)…というわけで(?)、IT業界にいれば、わりとふつうに使われる発想法だったりするので、現代人にとっては特別新しいとは感じません。
私も、その方法に名前がつけられているという自覚が、これまでありませんでした。この度は大変いい機会なので、ワークデザイン法という名称を覚えておこうと思いました。
情報技術者試験問題にも出題されるようですし(!)
ワークデザイン法に関するキーワード
…さらに、ワークデザイン法に関するキーワードを列記しておきます。
・逆算して考えること。
・演繹的なアプローチをとる。
・分析的なアプローチをとる。
・システム思考の1つ。
・ブレイクスルー法の1つ。
・アメリカの学者(ジェラルド・ナドラー)が考えだした(1959年に発表)。
・目標や理想のことを「理想システム」と呼ぶ。
・「なにをするべきか?」改善案を出していく作業を「機能展開」と呼ぶ。
※ブレイクスルー法…なぜか大前研一の顔が思い浮かぶ。。。
ワークデザイン法を実施する流れ
本格的にワークデザイン法に取り組む場合は、以下の10のステップに沿って実施するみたいです。
1.機能決定(定義)(立場の明確化)(テーマの決定)(本当に課題解決されるんだっけ?)(前提を考える)
2.理想システムの展開
3.情報収集
4.複数案の提出
5.実行可能案の選択
6.システムの詳細設計
7.システム設計案の再検討
8.システム設計案のテスト
9.システムの実施
10.実施評価基準の作成(運用にのせて管理する)
ざっくり上記のプロセスをまとめると、定義(スタンスの明確化)→目標設定→情報収集→アイデア出し→設計・開発・リリース・運用という流れに沿って取り組むのだと思われます。
以上
コメント
>現状と比較して「何をするべきか?」を明確にする発送法。
発送法?佐川かヤマトか?
直すの完了しました。菅直人。