第二次世界大戦 IF物語
ソ連は樺太から南進して、北海道と東北を占領。首都である東京へ迫ろうとしていた。それに遅れて、北上してきた米国は、沖縄と九州と中国と四国、そして関西を手中に納めようとしていた。
その矢先、日本が連合国の無条件降伏を受け入れて終戦に至る。
連合国軍軍は話し合った結果、名古屋以降東はソ連が、西は米国が統治することに決まる。日本は飛騨山脈、木曽山脈、明石山脈を壁のように境にして、完全に二分されるに至ったのであった。
日本帝国議会は解散され、米国を後ろ盾にした維新の会中央政府は兵庫県の姫路城を首都機能にして西日本を統制。ソ連を後ろ盾にした新選組連邦政府は函館の五稜郭議事堂に構え統治するこになった。
これが俗に言われる、第二次南北朝時代である。
米ソの冷戦時代に維新と新選組は、何度かの攻防を経て武力で統一を図ろうと試みた戦争が勃発。幾度となく戦闘が繰り返された。ただし、勢力図は大きく変わらず。日本国民は米ソの代理戦争によって、軍人と民間人を含む数百万人の尊い犠牲が支払われることになった。
1991年、ソ連解体。
2020年、新選組代表であり東西統一推進派の大統領こと山田文寅次郎が2030年までに東西統一を目指すと宣言…
などと適当な妄想をして、われ思うに…
若い人たちは東西戦争でたくさんの血が流れたことを知らないため、統一には抵抗がないが年配者はその悲惨な戦争を思いだし統一を望んでいない。もし東西が統一したあかつきには、関東の人は京都の金閣寺や奈良公園に遊びにいきたいそうだ。関西の人は浦安にあるディズニーランドに行きたいとのこと。
しかし、統一を果たし大きな経済を目指すことに概ね国民は賛成している。多く東西の財閥や経済的オピニオンや政府関係者は、その全国統一リスクの大きさを否定するものも少なくない。
…などという未来だったとした時、その国の歴史や文化的な背景も分からないので回答するのは難しいが「統一を望むか望まないか?」と聞かれたらどう答えるか?
グローバル経済において国が統一することは長期的に見ても悪くないはずである。しかし、外部環境や内部環境を踏まえて保守的であればあるほど、全国統一を否定することになるだろう。やはり、変化に伴う生活が変わるリスクは恐ろしいものがある。
…と、ふと思うと、やはり韓国と北朝鮮が統一するのは、まだまだ先なのだろうと思います。
(言いたいことは実はそれだけ)
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