表題の通りレバレッジもローンも所詮は借金だよな。
もっと言えば他人の資本つまり出資されて会社をやることも借金だよな。
銀行から借り入れることと会計上の意味は全く異なるけれど、他人のパワーを借りてくるという意味では一緒です。
しかし、私の個人の観点から言えば、人に借金をさせるのは何となく嫌な感じがしますが、人に出資してお金を得ることはいい感じがします。
やっていることは同じなのにね。
ちなみに、為替取引におけるレバレッジと住宅を購入するローンが嫌いです…どちらも所詮は借金に過ぎないからです。まあ為替取引はふつうに生きている人にとっては間接的に物価の上昇や下降の影響を受けるくらいでしょうが、ローンに至っては当たり前に利用されるものだし、むしろ使用しないことで人生が思ったとおりにならないこともあるかもしれません。
人生で勉強に集中する時に学生ローンを利用して学校に入り、人生で家族と幸せに暮らすために家を購入するのも、持たざるものが持つために必要な借金です。しかし、当たり前に利用するからこそ人から借りたもので、計画的に返していかないといけないこともまた、正しく理解しておかないといけないことだと思います。
まあ、正直なところ、これは幸運なことだと思うのですが、私はローンを利用したことがありません。
学生ローンも住宅ローンも利用していません。
早い話が、お金を借りて物品やサービスを使いながら生きて…それを返却していく自信がなかったのです。
おそらく、自分と社会をまったく信用していないので、自分にお金を貸すことができなかったのです(汗)
親がお金を出してくれなかったら、高校にすら行かなかった気がします。
…そういえば、金融業界が借金をレバレッジと表現することの意味が、この書籍の解説でわかりました「「借金をレバレッジと呼べば、人は賢くなれる?」ハーバードのファイナンス最終講義 | 明日を生きるための教養が身につく ハーバードのファイナンスの授業 | ダイヤモンド・オンライン」レバレッジは借金だ…そう言えば理解が早いのに、大きな力を手に入れる手段のような気がしてくる。
テコは上手く使えば大きな物を動かせるが、失敗した時のダメージを大きくするものではないので、よくよく考えるとその言葉はとても危うい感じがします。
(本の内容とは関係がない話です)
アリストテレスは地球をテコで動かせると言いましたが、別にテコで地球が動かせなくてもアリストテレスは困りませんし。
それにお金がまつわるところには泥臭い人間の感情も関与してきます。
レバレッジやローンなどの借金の知識は、ほんとうはもっと注意深く慎重に、感情面も含めて学ばないといけないことなのではないか。
言葉で言うのは簡単ですが、それらを知るにせよ利用するにせよ、より真摯な態度で臨まないといけないのではないか。
実際に、私がレバレッジという名の借金やローンという名の借金が嫌いである理由でもあります。
紳士の皮をかぶった死神と一緒に、地獄の谷を渡る恐怖心を味わいたくない。
気持ちがざわざわするだけで、関わっていいことがない気がします。
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