物理学的に時間とは奇妙なものらしい。
過去から現在へと流れているが、それなら逆に現在から過去に巻き戻せそうだ…という考え方をするひとはいない。多くの人は「感覚的に時間は戻らないもの」と信じている。だが、数学や物理学においてこれはおかしい。運動法則的に逆はありえなくはないだろう…ってことらしい。
でも、実際やろうとすると難しい。しかし、その難しい計算を可逆的にある程度やってのけてしまう能力がある人がいたとしたら、どうだろうか?SFで言えば、サイコメトラーエイジの主人公なんかは残留思念と言って、その場所に残る記憶なるものをたどることができるが…そんなものがあると仮定するより、現在の分子構成をパラメータとして過去に戻れる関数が脳内にある天才=超能力者がいたほうがリアリティありません?ない?現在の分子構成から過去の分子構成を呼び戻すことは難しい(もしくは無理)というのが、現在の量子力学の世界観なのかもしれないけど、もしかしたら逆再生が少しくらいできるかもしれないじゃないですかー。
殺人現場の犯人の顔まで見られないかもしれないけど、ナイフの傷口から使われた刃物の長さやタイプが分かるように一部の記憶を逆算する可能性は否定できない気がします。
そんな超能力者がいたら何か話にならないか?と思ったが、一種これはエイジに似た能力者に過ぎず…断片的な過去情報を頼りに推理して犯人を突き止めるお話に過ぎず…SFというよりは、ふつーの探偵もの「推理小説・ミステリー」と変わらない脚本しか書けない気もするが…もう少し科学/数学か映像/アニメーションの観点から過去のそれらと一線を画す差別化できそうな気がしたんだけど…木の精霊か。
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