自分のルーツというものが、あなたにはありますか。
ルーツというのは、発祥(起源、由来、原点)、先祖(祖先)、故郷(出身地)です(wikipediaにそう書いてあっただけですが)。
先祖に有名な人がいるとか、戦国武将の家系図があるとか、そういうのだったら大変わかりやすいですが…
多くの人はそんなもの無いでしょう。
たとえあっても、その人の信仰によるものか、いくばくかの経済的なものとして残っているやもしれませんが…それくらいのものでしょう。
それ以外になにか意味があるものがあるのならば教えて欲しいですが。
ちょっとそういうものを持った家庭/家系に生まれていないのでよく分かりません。
私を含め多くの人が無名人の子孫。しかし、これってダメというわけじゃないですが…適当な言葉が思い付きませんが「なんか勿体ないなあ」と思います。
別に家系図を作って託すべし!と言うつもりはまったくないのですが、しかるべき情報は伝えやすい状態で後世に伝えたほうがいい気がします。
それはともかく、私達がもっとも影響を受けているのは両親でしょう。
まず生みの親からはDNAとかいう生命に関する情報を受け取っています。
これは無視できません。
それに加えて、育ての親には…文化的かつ外部にある、生きていくにあたってもらった情報とかもあるはずです。
※生みの親と育ての親が多くの人は同じですが、そうではない人もいるのでかき分けていて、深い意味はありません。
もっと言えば、感情とか物事の考え方とか価値判断とか経験とかを受け取っていると思います。
兄弟姉妹がいればさらにその人からも受け取るし、友人を含むあらゆる同世代の人からも影響を被るでしょう。
でもって、私達は日々生きていく中で外部から様々な情報を受け入れたり発したりして生きているわけですが…
そんな時にベースになる自分を支えるものって何だろう?って思ったりしませんか。私は思います。
あなたがビジネスパーソンなら中国古典に登場する偉い人だったらどう考えてこの場を切り抜けるか?なんて考えたりするかもしれませんが、まさにそれで私達の先祖は現実問題をどのように対処してきたのか?もちろん自分とは関係ない人のやり方を真似ても問題ないというか役立ちますが…それなら2代や3代前の先祖から教えられてきたこととかのほうが自分のDNA的には合っている気がしませんか?(私は合っている気がします)だからルーツとしての思想的なスタンスっていう「情報」は(あえて私は情報を扱う仕事をしているがゆえに「情報」という広い意味で言い表しますが)すごい大切なものなのではないか。
自分が生き抜くために役立つ一次情報じゃないですか。
なんか知らないけれどそのアイデンティティを拒絶したい人がいるおかげで…いやーこれもすべて親のお陰様なわけですが、拒絶されてルーツを探ろうにも分かりません。そんなものに縛られないように生きて欲しいとか思っているらしいが、それなら情報を開示した上でアクセプトするかどうかを決めるのが自由なのであって、ソースをゴミ箱に捨ててなかったことにすることを自由とはいいません。ただの無知な状態です(苦笑)
ルーツに縛られる必要はないが、ルーツがないのもまた不自由です。
己の根拠と成る一次情報がないわけです。
今、私は、ルーツに縛られていませんが、ルーツがないことに縛られている。
実に不自由です。いずれにせよ、不自由です。
同じ不自由ならば、存在しない不自由よりも、存在する不自由の方が良かったですよ。
ないよりもあるほうがいいに決まっています。なぜなら、あるものはすてることができる可能性があります(それがあまりにも捨てにくい場合もありますけどね)ない場合は得ることがまずできません。それが情報の場合はなおさら得られません。過去の情報は存在しなければアクセスできませんから。ゆえに情報はないよりあるほうが絶対にいいに決まっています。
…というわけで、ないものねだりしても、ないものはないわけで、
じゃあどうするか?ですが、人類共通で作り出せるものを作ってどうにかそれを、
ルーツとして活用するしか無いでしょう。
ないものはあるところからとってくるしかできません。
そうしておいて、それがいまのところ一番の根源的なものだと思うより他にない。
無いルーツは作れないけど、ルーツ(仮)ならつくれなくもない。
自分は神の子孫だ!とか他人に迷惑をかけないならそれもいいわけです。
(日本人はかみを自らのルーツにもつという神話を信じているんじゃなかったか?)
なので、そういうのもありなのかもしれません。
※何がいいたかったのか?愚痴とこれからやろうとしていることに対してのいいわけです。
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