ネタバレあり。
わりと展開がスピーディでついて行けていない感じであっという間に終わってしまった。
わりと人も多く死んだのに、みんなにとってのハッピーエンドで終われるっていうのが、よかったような。
Zガンダムはみんなにとっての絶望だったのに、UCガンダムはみんなにとっての希望だった…みたいな感じだったと解釈した。
…なんというかストーリー全体に無駄がなく、とても纏まっていて話がよくできていた気がした。
…とはいえ、面白かったのだけど、素直に面白いと思えるほどに自分が若くない自分がいる。
10代だったら、もっと感動できたのかもしれないが…。途中から「くさい」感じについていけない感じになった。
ただ、大人の視点でも、かなりそれぞれの人に感情移入というか感慨深いところがある点が非常に多いのも、よくできていると思う。子ども向けのシーンと大人向けのセリフこれでもかと突っ込んでいる感じだ。
最終回のラプラスの箱をぶっ壊そうとメガ粒子砲を放つ判断をするところでも、
マーセナス議員、マーサ叔母さん、アルベルト、ブライト艦長それぞれの大人の葛藤が描かれていた。
…なんでここに来てアルベルトが”大人”に目覚めたのか謎だったが。 霊魂(?)になったマリーダの声を聞いたからだっけ?
てな感じでちゃんと考察するためには、もう一度見直さないといけない気がしている。途中すこし寝ながら見ていたw
2回目は結末を知った上で楽しめそう。
あとは、見ていない前後作品としてZZガンダム、Vガンダムとあとスピンオフ作品なんかを見ないといけない気がしている。
最後、フル・フロンタル(≒シャア)の魂と天に登っていた男の声の人って誰だったのか?よくわからなかったアンジェロ?(調べる気もないが)これってラプラスの箱が開放されて、シャアの魂が追悼される(呪いが祈りに変わる)って意味では…ガンダムの最終回なんだと思った。(後代まで戦争史は続くので、ちょうどいい区切りとしての最終回的なもの)
…が、其れ意外はサブスクの動画サイトで見れない(ネットフリックスなら見られるのかも)のでどうしたものか。
いつか、暇ができたら見てみてみるつもり(と言っているうちに暇は訪れそうもない)
ちなみに自分はジンネマンの視点で見ていたので、マリーダを殺したリディをとりあえずぶんなぐってやりたい。マリーダを殺っといてスペースノイドとしての生き方を悟るってなんか都合良すぎませんか。シャアの逆襲でビームライフルを暴発させてアムロの恋人チェーンをヤッたサファウェイとかも同じ感じになっているのか? まあ、リディとかアンジェロとかは、始めから噛ませ犬キャラの臭いが最初からぷんぷんしていましたので、大変かわいそうな立場かと思いますが…。リディに関しては振られ役であり、ある意味で(いなくてもいいけど)一応いたほうがいいバナージとミネバをくっつける役柄だし。意識的にクソにされたという意味では同情します。。。
最後に、ネェル・アーガマの乗組員は艦長初めとしてキャラが立っていたけど、そうする必要あったのか?みんな優秀だった。特別部隊だから当然か。あと医者はZガンダムの時からいた人だがいる必要あるのか?強化人間についての知識や見識があるという意味では必要か。
あと意外にいいキャラだったのがダグザ。彼の「もし息子がいたらこんな気持ちになるんだな」というのは感慨深い名言だなっと。物語の後にずっと尾を引く感じでした。ある意味これが物語を貫くテーマな気もする。ダグザは独身なんでしょうか。登場人物に父親のキャラが多い中で、ふと自分を父親に見立てて息子を見る目線を提供してくれました。顔はどう見ても悪人(顔でキャラの性格を決めつけてはいけませんが)で、髪の毛は変なモヒカンで際立っていたけど、根っからの惚れ惚れする軍人として擬似的な”父”として”大人”としての役割を持った死に様だったような気がする。
以上。世界中の呪いが祈りに変わりますように(!)
コメント