マザーテレサは作られた聖人であり、多くの人が思っているイメージと実態は異なるという話をよく聞く。
だいぶ以前から指摘されてきたことだが…今でもなってもそのダークサイドっぷりを世の中に対して焚きつけようとする人がいる。聖人というのはカトリックでもかなり特別な地位であり、没後５年は聖人にしないが異例の１８ヶ月の期間で認めたとのこと。これらの一連の出来事が一体何の意味をするのか？については、キリスト教にちょっと興味があるだけの私に分かるはずもないのだが…個人的にマザーテレサは「聖人」ってことでいいのでは、というふうに思っている。
改宗を強制にさせる姿勢について
宗教は、それを信ずるものが自由意志に基づいて正しい情報が与えられた上で入るべきだ…みたいな考え方が強い今だからなんやかんや言われることであって、（半屍人に対して）半ば強制的に変えさせるのはどうかと個人的に思う一方で、マザーテレサ本人の強い信心あってのことだと思えば、わりとどうでもいいのではないか。
お金があるのに貧しい人に適切な医療措置をしなかった
引用元：「マザー・テレサが「聖人」に認定、疑問の声も | ナショナルジオグラフィック日本版サイト」
（中略）患者たちは不衛生な環境の中で満足な食事も与えられず、鎮痛剤もなく、医療ケアが十分に行き届いていない（中略）
終末医療における正しさの判断とは？鎮痛剤を投与し続けることなのだろうか？本人は死の直前に高度な西洋医療による措置を受けていたのに、貧しい地域の人にはそれを受けさせなかったからダブルスタンダードというのはいかがなものか。立場が違うのだから、ある意味で当然なのではないだろうか？日本で生まれ育った人が発展途上国（と今は言わないのかもしれないが）ボランティアに行ったら、その土地の文化に染まって、その土地に骨を埋めないといけないの？そんなことはないでしょう。
独裁者との交流があった
北朝鮮の貧しい国民を支援をするのなら北朝鮮の独裁者に阿ることが一番の近道だと思うけど？
西洋至上主義の象徴だと西洋人に避難されるマザーテレサは、カトリックの広告塔だと言って非難する人々はたぶんプロテスタントもしくはプロテスタント気質のある人なのだろう。
…ということは別にそれらと関係ない立場にいる人がそれらを褒めたりけなしたりする必要はとくになく、ただマザーテレサの献身的な姿勢をそこまで卑下することもないだろう…と私は思う。
結論…マザーテレサは信心深いケチなおばちゃんで、個人的にはその信心深い姿勢は好感が持てる。
コメント