キングダムを読んでいて…個人的に違和感のある場面がある。
加冠の儀の後に呂不韋と嬴政での論壇が行われるところだ。呂不韋は貨幣制度こそが重要なので、このお貨幣を使って中華のみんなが豊かになる社会を作りたい…的なことを言った。貨幣制度というか経済をもっとも有効なものと位置づけるというのは現代に置いても非常に理に適っている気がします。戦争をするよりも利益が得られる商いがあるならば、商いのほうを選択するのが普通でしょう(戦争は政治的な行いであって、政治は金銭で動いているもの)。つまりは商人として宰相にまで成り上がった呂不韋は、国を治めるにあたって最重要なのは金(マネー)という思想なのだ。うーん、さすが呂不韋丞相すごい説得力があります。お金は大事だよー。その場にいた皆が納得せざるを得ないご様子です…さて、それに対して、嬴政は呂不韋の圧に負けそうに成りながらもい言い返す。
呂不韋の抱く中華の統一論は「文官ごときの理想に過ぎない」と断定して、嬴政が出した回答は”ひかり”だという。。。
「は!?」
なんと…呂不韋にはこの”ひかり”が見えなかったようだ。
“ひかり”って表現にすごい違和感があったけど…これよく考えると「美味い!」と思ったんですけど、これって別の言葉であえて手垢の継いた印象が悪い言葉で言えば、スピリチュアルですね。スピリットでもいいけど。その魂が放つ輝きこそが重要なのだと嬴政は言った。”ひかり”って言われると抽象的でよくわからないんだけど、スピリチュアリズムこそが一番だ!と言われると、なんだか個人的にしっくりとくるかも(汗)
キングダムは武勇と知能の戦争漫画と思いきや「スピリチュアル大戦」なんだな。
そんなこと言ったらほとんどの漫画はスピリチュアルで説明できるわけで、それだとなんだかつまらない言い方になる気がするので強調したくはないが…マネーがスピリチュアルに打ち勝ったと私はこの場面を理解したのでした。
そう言えば、このブログでもマネーとスピリチュアルを半々ぐらいに扱っている気がする。
そういう意味では、人生において大切なモノである、この2つ…マネーとスピリチュアルを軸足にして間違いないな!と確信した。(キングダムの重要な1場面で違和感を覚えてからの「これだ!」と思ったのか…分からないが、そういうことにしておきます)
コメント