私が面白くないのに流行っている、というか話題になる漫画に、ワンピースとゴールデンカムイがありますが、そこへSPY・FAMILYをとりあえず追加したい。
また、マジョリティに刺されるようなことを言っているが、ワンピースとゴールデンカムイはともかく、別にdisりたいわけじゃないがSPY・FAMILYはその手の漫画では。最初が面白かっただけに、すごい残念だという話をしているます。
渋谷のハロウィンでこぞってアーニャに変装している勢を傍目に見てて、ああ読んでおくか。とおもってからもう3、4年くらい経ったのか?コロナ前だっけ?覚えていない。この漫画、その後に話題にもならないから、きっと内容は面白くないだろうと思っていたというか知っていたが、惰性で読んでいる。
とりあえず白い犬ボンドの正体が知りたい!という理由だけで読んでいた。その目的は達成できた。ミッションコンプリート…とにかくSPY・FAMILYは戦いというか話が軽すぎる。
ヨルさんが活躍する豪華客船のミッションはわりと面白かった。ヨルさんは『ブラックラグーン』のロベルタっぽい、狂気と愛情のバランスをとる葛藤が素晴らしい(?)。それと比べると他のキャラのおまけ感が半端ない。『マスターキートン』とか『ゴルゴ13』みたいに、もっと内容や戦闘にもう少し重きを置いてくれればいいのに。どういう気分で読んでいいのか分からないよ。
せっかく西側諸国と東側諸国の冷戦がテーマで、それだけで重そうでよだれがでそうなのにそのシリアスな要素が皆無なのが期待を裏切られて、摂取したはいいが消化のしかたがわからず胃に残り続けている感が強くて困る。胃薬必要。小学生に読める内容にしなければならなかったにしても、鬼滅の刃との落差は激しすぎる。
極めつけは6巻のロイドとフィオナのペアでのテニスバトル。「この漫画、終わったな」と確信した。プロテニスプレーヤーをはじめ競合や汚い手を使う人を余裕で無双してて…うーん、この話いらないだろ(汗)。
ギャグ漫画として見ていればいいと思うのだが、どこに感情を置けばいいのだろう。
はじめから「これはギャグ漫画でーす」って言ってくれればよかったのに。
SPY・FAMILYのメインスクリプトは、デズモンド家ファミリーと親交を結ぶことだと思うが、そのへんの進みが遅い。やっとじなん(子ども)のやばそーなお母さんがでてきて、面白くなっていくのかもしれないけど…よく分からない脇役のスピンオフがてんこ盛りで、読者を置いてけぼりにしている感が激しい。ヨルさんとロイドの過去は語られたが、そういえばアーニャって何者か分からず終いだ。本編はこれからなのかもしれないし、伏線もいくつかあったかもしれないけど、ここ重要でーす!とも言ってくれない。それならシルヴィアさんとか大人の女性のほうが興味深いわけですけど、、なんかキャラがとってつけたような感じでアンバランス。少なくとも、私の置いてけぼり状態が続いている。話が建て直される気配もないので誰っぱなし。アニメシーズン2とかやっているけど、プロのシナリオ構成できる人をいれて立て直したほうがいいのでは。知らんけど。
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