人間という生物は悪魔の手先だ。霊長類の中で人間だけが、娯楽や欲望のために命を奪う。土地を奪うために兄弟を殺すのだ。人間を反映させるな。さもなければすべてが荒廃する。人間を遠ざけよ。人間は死をもたらす。
これは、猿が大切にする巻物に書かれている一節。特に感想には意味がないのだが繰り返されるので引用した。人間の愚かさを猿の側から告発している。あとは別のところで、”猿の惑星”は、完全に「聖書文明」を否定しているところが鋭い。
2作目は、猿とミュータント人間との戦い。次作へのつなぎや伏線として、重要な話であはるけど、いきなり古臭いSF的な手法で作られた映画で、単体映画としては3流作品で微妙である。
あくまで続編映画として見るものだった気がする。
メモ
- 今回の主人公は1作目の主人公であるタイラーを追ってきた宇宙船員ブレントが主人公。
- 猿の社会では、文官(科学者)と軍人の区別が生まれ、軍人が力を持つ時代になる。
- クイーンズボロ・プラザ駅を見つけたブレントは、タイラーと同じく自分が降り立った惑星が地球であることを知る。
- 猿とミュータント人間との争いの最中、ミュータント人間が神と拝んでいたコバルト爆弾をタイラー自身が死に間際に着火させて地球を滅ぼす(エンディング)。人間は猿にもミュータント人間にも加担しない。
- ミュータント人間も猿や人間が「どこからきたのか」知らない。
- 一作目よりザイウスは地底人がいることは知っており、猿より高度な文明であることを認めている。
セリフ
- 死人だけが善良な人間である
- 猿の凄い物言い。。。
まとめ
地底人がいるという伏線回収、ジーラとコウネリウスらが「新・猿の惑星」へ行く話へつながる。
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